たざわ湖スキー場(たざわこスキーじょう)は、秋田県仙北市の水沢温泉郷にある秋田県立のスキー場である。指定管理者制度により、第三セクターの田沢湖高原リフト株式会社が管理・運営している[1]。秋田駒ケ岳の中腹にゲレンデがあり、すべてのコースから眼下に田沢湖を望むことができる。正式名称は、秋田県田沢湖スキー場[2]。
概要
田沢湖の東部、秋田駒ケ岳の斜面にある田沢湖高原に位置し、田沢湖畔からは車で10分ほどの距離がある。田沢湖を望む景観は素晴らしいが、その一方で田沢湖から吹き上げる風で強い向かい風となることもある。スキー国体での使用実績もあり、競技向けの上級コースからスキー教室向けの初心者コースまで多彩なコースを揃える。ナイター設備あり。スノーボード可。
スキー場直下に水沢温泉郷、県道を2kmほど上がったエリアに田沢湖高原温泉郷がある。なお乳頭温泉郷はそれより奥にある。また、当スキー場の水沢リフトに隣接して「秋田県立田沢湖スポーツセンター」が整備されている(2006年、水沢温泉郷にあったものを移転改築し、高原ロッジと水沢レストハウスは統合廃止された)。
なお、「スノーワールドタザワ(旧称田沢湖ミナミスキー場)」「田沢湖高原アッスルスキー場(旧称町営田沢湖高原スキー場)」「休暇村乳頭スキー場」は本施設とはまったく別箇の施設であり連絡コースなどは存在しない。また、この3施設はすでに廃止または休止となっており、現在田沢湖エリアで営業しているスキー場は本スキー場のみである。
沿革
ゲレンデ
初級
- かもしかコース
- かもしかジュニアコース
- 白樺コース
- 水沢コース(ナイターで使用される広く緩やかなコース)
- アイリスゲレンデ
中級
- かもしか林間コース
- 駒ヶ岳第2コース
- ぎんれいユートピアコース:左曲がりのコースで途中で急激に斜度が変化する。
- 国体コース:国体や様々な大会でよく使用されるやや右曲がりの高速ロングバーン。
上級
- 駒ヶ岳第3コース:上部はコブ斜面となることも多い。中段からは非常に幅の広いコースとなる。
- ぎんれい第2コース:幅の広い急斜面圧雪コース。
- ぎんれいパラダイスコース:非圧雪コース。
- 水沢チャンピオンコース:たざわ湖スキー場で最も斜度のある非圧雪ロングコース。
- 黒森山コース:コースの向きが他と違い南向きのため雪が緩みやすくコブが出来やすい難しい斜面である。一部をモーグルバーンとして使用できる(SAJ公認「黒森モーグルコース」)[8]。
施設
- フード付きクワッドリフト2基、ペアリフト4基
- スキーセンターレラ、レストハウスぎんれい、レストハウスかもしか、無料休憩所
アクセス
- バス
- 車
- 駐車場
- かもしか側駐車場:1200台
- スキーセンター側駐車場:1600台
ギャラリー
-
かもしかジュニアコースとかもしかコース
-
駒ヶ岳第3コースと駒ケ岳男岳を見上げる。
田沢湖黒森山シャンツェ
かつて、ジャンプ競技場も運営していて、第37回国民体育大会などが開催された。
脚注
関連項目
外部リンク