『ももいろクローバーZ JAPAN TOUR 2013「GOUNN」 』(ももいろクローバーぜっと ジャパンツアー にせんじゅうさん ごうん)は、2013年 9月から11月にかけて開催されたライブ・ツアー 。
Blu-ray & DVD として発売され、オリコン週間DVD音楽チャート第1位を獲得。
概要
10thシングル「GOUNN 」が2013年11月6日に発売されるのに合わせ、和歌山 、長野 、福岡 、岡山 、愛媛 、大分 、徳島 、宮城 を巡った秋のツアー[ 1] 。最終日の宮城以外は、楽曲がリリースされていないタイミングでの公演となったため、ファンが会場で初めて「GOUNN」を聴くという趣旨にもなっていた。
新曲の世界観と同様に"輪廻転生 "をコンセプトとし、本編は4部構成で進行していった。「5TH DIMENSION」ツアー と同じく、総合演出を岡本祐次が担当。演出の都合上、本編の間はサイリウム やペンライト などの使用が禁止され、メンバーのMCを一切はさまず、衣装チェンジの間はパフォーマーによるダンスが披露された。また久米明 のナレーションとともに、僧侶や仏像が登場する演出がなされた[ 2] 。
宮城公演(Blu-ray/DVD収録)
宮城公演の会場となった宮城県総合運動公園総合体育館 (セキスイハイムスーパーアリーナ)
人間の肉体と精神を構成する五つの要素である五蘊 (ごうん)がテーマとなった本ツアーの千秋楽は、宮城県総合運動公園総合体育館 (セキスイハイムスーパーアリーナ)で行われたが、同所は前年の東日本大震災 で遺体安置所になった場所でもあった。
ももいろクローバーZは震災後から、宮城県の女川さいがいFM をたびたび訪れ、被災者との交流を続けていた。今回の公演においては、「復興」「頑張れ」などのありきたりな言葉は用いず、パフォーマンスによって現地に笑顔と元気をもたらす趣向となった[ 3] 。
また、女川町 にある笹かまぼこ屋「蒲鉾本舗 高政 」との連携を図り、ツアータイトルは「蒲鉾本舗 高政 Presents ももいろクローバーZ JAPAN TOUR "GOUNN" 宮城公演 」となった(「蒲鉾本舗 高政」にスポンサー料などは発生していない)[ 4] 。
会場のみ数量限定の笹かまぼこ「行くぜ!復興の向こう側 ももいろクローバーZ × 女川町 笹かまでお友達」が販売され、売上の一部は女川さいがいFMに寄付された[ 4] [ 5] 。
セットリスト
映像作品には11月22日の宮城公演の模様が収録されている。
テーマ「輪」:
サラバ、愛しき悲しみたちよ
天手力男
words of the mind 〜brandnew journey〜
LOST CHILD
テーマ「廻」:
DNA狂詩曲
キミとセカイ
D'の純情
BIRTH Ø BIRTH
テーマ「転」:
空のカーテン
ラフスタイル for ももいろクローバーZ
月と銀紙飛行船
テーマ「生」:
猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
Z女戦争
ピンキージョーンズ
スターダストセレナーデ
ツヨクツヨク
テーマ「五蘊」:
GOUNN
ライブ映像「GOUNN」 - YouTube
アンコール:
Twinkle Wink (宮城公演のみ) - ももクロ扮するTwinke5 によるパフォーマンス[ 6]
Chai Maxx
ももいろ太鼓どどんが節
労働讃歌
行くぜっ!怪盗少女
オレンジノート (和歌山、長野、福岡、岡山、愛媛、大分、徳島公演)
いつか君が (宮城公演) - ライブ初披露
走れ!
特典映像(DVD & Blu-ray):
ツアー各公演のMC
大分公演
本編ラストの「GOUNN」が終わると、会場内のスクリーンにて「GOUNN」のミュージック・ビデオ が流された。
「Chai Maxx」と「オレンジノート」の一部を振付師石川ゆみ が一緒に踊った。
サウンドトラック・アルバム
『ももいろクローバーZ JAPAN TOUR 2013「GOUNN」オリジナル・サウンドトラック 』(ももいろクローバーゼット ジャパン・ツアー にせんじゅうさん ごうん オリジナル サウンドトラック)は、同名のライブ・ツアーのBGM を収録したアルバム。2013年10月14日にライブ会場とキングレコードのKING e-SHOPで限定発売された[ 7] [ 8] 。
収録曲
全7インストゥルメンタル 曲。語り部:久米明 。
「曼荼羅」〜プロローグ〜 written by 永井ルイ
「運命(読み:さだめ)」〜輪〜 written by NARASAKI
「巡礼」〜廻〜 written by 長谷川智樹
「Meditation」〜転〜 written by 大久保薫
「祈りの鼓動」〜生〜 written by 和嶋慎治
「光と影」 written by 木村篤史
「旅」〜時の流れ〜 written by 横山克
ツアー日程
各公演ともにチケットは即日完売。和歌山、長野、福岡、岡山、宮城の5公演は、キャンセルで流れたチケット数十枚を再販売せずにファンクラブ会員にプレゼントするという試みが行われた。また宮城公演については、機材席開放で余ったチケット400枚がファンクラブ会員に追加販売された。
ライブビューイング
11月22日の宮城公演は、『直送ももクロvol.11 平面革命 「JAPAN TOUR 2013 "GOUNN"」仙台大会』として、全国の映画館とライブハウスにてライブビューイング が行われた[ 9] 。
ツアー・スタッフ
総合演出:岡本祐次
Choreographer:石川ゆみ
舞台監督:星野晃、加藤千博、平松秀樹、柴田はるか、松崎愛、白取淳、濱田麻子
ステージデザイン:浅野元樹
大道具:広藤一司、寒川幸則、平松武、高田勝人、大熊規文、並木トモユキ
鳶:粂田卓哉、中谷朋弥、高橋利昌、昼間正太郎
ステージディレクター:南志保、和田誠
音響:樋口浩代、渡辺晋伍、長原咲恵、小島美咲、下久保智也、佐藤純平
照明:木原"RIKKI"力、関根崇雄、矢住彰教、川上正英、安田実可子、米谷耕志、小俣哲哉、武藤雅典
映像送出:佐藤真也、小松裕、川村梨紗、草葉豊
LED:開原敏光、福島隼人、川井裕也、渡辺竜明、大原恵裕
電飾:高澤昌弘、斉藤哲樹、出水なすか
VJ:佐藤淳、江原彩子、本間和樹、江原静子
サービス映像:砂田哲登、小野寺政紀、鵜原幸治、海老沢郁恵、橋本和直、松尾秀一、道上茜、川倉隆嗣
電源:阿部かほり
特殊効果:中澤大地、簗田翔平
トランポ:米野哲之
ヘアメイク:飛田卓司、谷川一志、チエ、伊達ともえ、中条三菜子、中島穀、竹内美紀代
出典
外部リンク
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アルバム
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