アイスランド・エクスプレス(英語:Iceland Express)は、アイスランド・レイキャビクに本拠地を置く格安航空会社である[1]。リース機を使用しヨーロッパ、北アメリカの17の目的地に就航している。ケプラヴィーク国際空港をハブ空港とする。
歴史
2002年設立。アストライオス航空からウェット・リースしたボーイング737-300機を使用して、2003年2月27日からロンドン・スタンステッド空港およびコペンハーゲン国際空港へデイリーでの運航を開始した。リース契約先はその後ジェットエックス航空 (JetX Airlines)、ついでハロー航空(Hello)へと変更された。2008年にロンドン航路をロンドン・ガトウィック空港行きに変更。2009年11月2日からはガトウィック空港便と合わせ、スタンステッド空港へも再び週2便の就航を行なっている。
2008年秋、アストライオス航空がボーイング737機2機を使用し、アイスランド・エクスプレスに代わって全便を再び運行することになった。アストライオス航空の親会社はアイスランドの投資グループ・ノーザントラベルホールディングNorthern Travel Holdingであったが、ノーザントラベルホールディングは2008年9月にフォンス・エイクナルハルトスフィエーラーグFons Eignarhaldsfelag[2]に完全買収され、フォンス倒産前に姉妹企業のフェインキュルFengurに通知なく譲渡された。フォンスはフェインキュルの主要株主2者によって設立された企業である。
フォンスはアストライオス航空の51%の株式取得に合意し最大株主となった。取得費用は500万ポンドと報道されている。これによりアイスランド・エクスプレスは傘下企業として支援を受けることになり、アメリカ大陸への格安便就航につながった。アストライオスとアイスランド・エクスプレスは引き続き独立運営され、アイスランド・エクスプレスによる2007年春からのアイスランド発ニューヨーク行き、ボストン行き航空便運行開始時には、アストライオス航空からアイスランド・エクスプレスにボーイング757-200機が貸与されたものと考えられている。
2010年6月からは季節限定で、アストライオス航空からリースしたボーイング757機を使用して、ニューアーク・リバティー国際空港へ週4便、ウィニペグ国際空港へ週2便の長距離直行便の運行を開始した。
2011年6月からシカゴ、ボストン、ダブリン、ベルファストへ就航することを発表した。
2012年10月にアイスランドのWOWエアに買収された。
就航地
ヨーロッパ
- デンマーク
- フランス
- ドイツ
- アイスランド
- アイルランド
- イタリア
- ルクセンブルク
- オランダ
- ノルウェー
- ポーランド
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- イギリス
北アメリカ
- カナダ
- アメリカ合衆国
航空機
2011年11月時点での保有機材は以下の通り。
アイスランド・エクスプレスが過去運行していた航空機:
脚注
外部リンク