アメリカ海兵隊タスティン航空基地(Marine Corps Air Station Tustin (IATA: NTK, ICAO: KNTK, FAA LID(FAA Location Identifier): NTK 、以下「タスティン基地」) はカリフォルニア州タスティンに在るアメリカ海兵隊の元航空基地である[2]。
歴史
タスティン基地は1942年に海軍サンタアナ飛行船基地(Naval Lighter-Than-Air Station Santa Ana、以下「NLTASサンタアナ」)として創設された。それは第二次世界大戦中、アメリカ海軍が行った海岸線警備を支援するための飛行船の基地であった。NLTASサンタアナは1949年、退役となった。1951年、施設は 朝鮮戦争をサポートするため、海兵隊サンタアナ航空施設(Marine Corps Air Facility Santa Ana)として現役に復帰した。これはアメリカ初のヘリコプター作戦専用に整備された施設だった。1979年、現在名である「アメリカ海兵隊タスティン航空基地」に改名された。
1991年(1993年に再度)、Base Realignment and Closure Act[3](1990年)に基づいて、タスティン基地の閉鎖が発表された。運用上の閉鎖は1999年7月に行われた。しかし1号格納庫(北格納庫)は商業用飛行船の保管、修繕センターとしてなお使われ続けた。およそ6.5平方キロメートルの内、5.2平方キロメートル(ひとまとめにして「タスティン・レガシー(英語版)」と呼ばれる)は居住区域、商業区域、教育区域、公共レクリエーションおよびオープンスペースの複合として活用するために、タスティン市、民間デベロッパーおよび公共機関に譲渡された。残りの1.2平方キロメートル余りは将来、環境浄化目的で利用することが決定済みであり、他の政府機関、タスティン市および公共機関に譲渡される予定である。