イバラモ(Najas marina)は、トチカガミ科イバラモ属に属する一年生の植物。ため池や湖沼などに生息する水草である。和名は、イバラのようなとげを持つ藻、というところから来ている。
生態
沈水性の水草で、60cmほどに伸長する茎に、するどい鋸歯のある葉をもつ。葉は対生する。草体は堅いがもろく、折れやすい。葉腋に花をつけ、そこに長さ数 mm の種子をつくり繁殖する。染色体数は、雄株が2n=13、雌株が2n=12である[2]。
分布
世界中の温帯、熱帯に広く分布する[3]。日本でも全国各地に分布している。
利用
特に利用されることはない。
脚注
- ^ Mani, S. 2010. Najas marina. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1. <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 12 October 2011.
- ^ 大滝末男、石戸忠『日本水生植物図鑑』(北隆館)
- ^ 「愛知県維管束植物レッドリスト」(2009年)p.437
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
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