公式の敬称は「殿下」(His Royal Highness 略してHRH)。日本の外務省では外交儀礼に即して「ウィリアム皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)殿下」と表記する。日本政府および報道では、皇室と異なり「さま」もつけず、殿下もつけず、単に「ウィリアム皇太子」又は英皇太子と表記する[2]。
自らが爵位を得る前は(他の有爵者の子と同様に)父チャールズの当時の称号(プリンス・オブ・ウェールズ)から、オブ・ウェールズをクリスチャン・ネームに後置して使用していた(HRH Prince William of Wales)。結婚とともにケンブリッジ公位を得たため、新たに自身がプリンス・オブ・ウェールズの位を得るまで、公式には(オブ・ウェールズではなく)ケンブリッジ公爵と称することとなった(HRH Prince William, Duke of Cambridge)。
イギリス王室内での人気は高く、「Skip Charles and Go Straight to William[20](チャールズをスキップし・ウィリアムへ直に王位を)」とイギリス国民の多くに唱えられ、「チャールズ皇太子を差し置いて・ウィリアムが即位し次期イギリス国王に!」との声も存在した[21]。子供の頃より「容貌は母親似」と言われてきたが、近年は父親に似て頭髪がかなり薄毛となっており、自身もジョークのネタにしている[22]。
1982年6月21日 - 2011年4月29日: His Royal Highness Prince William of Wales(ウィリアム・オブ・ウェールズ王子殿下)
2011年4月29日 - 2022年9月8日: His Royal Highness Prince William, Duke of Cambridge(ケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下)
正式称号・敬称:His Royal Highness Prince William Arthur Philip Louis, Duke of Cambridge, Earl of Strathearn, Baron Carrickfergus, Royal Knight Companion of the Most NobleOrder of the Garter(ケンブリッジ公爵、ストラザーン伯爵、キャリクファーガス男爵、ガーター勲章ロイヤル・ナイト・コンパニオン、ウィリアム・アーサー・フィリップ・ルイ王子殿下)
2022年9月8日 - 2022年9月9日:His Royal Highness Prince William, Duke of Cornwall and Cambridge(コーンウォールおよびケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下)
2022年9月9日 - 現在: His Royal Highness The Prince of Wales(ウェールズ公殿下)
2014年5月10日、40年にわたって英国発祥のスキューバダイビングクラブBSAC(The British Sub Aqua Club)の総裁を務めたチャールズ皇太子(HRH The Prince of Wales KG KT)が退任し、長男であるウィリアム王子(HRH The Duke of Cambridge Prince William)が新たなBSACの総裁に就任した。