エドモントン市中央空港 (Edmonton City Centre Airport , Blatchford Field Airport ) は、かつてカナダ 、アルバータ州 エドモントン にあった空港。2013年に廃止された。北はイエローヘッド・トレイル、南はキングスウェイ、西は121ストリート、東は北アルバータ工科大学 に接していた。エドモントン市中央北部に位置し総面積は約58haだった。同空港はケネス・アレクサンダー・ブラッチフォード 元市長に因んでブラッチフォード・フィールド と命名された。エドモントン市中央空港と命名される以前は、エドモントン市営空港 (Edmonton Municipal Airport ) として知られていた。
歴史
エドモントン市中央空港はチャーター機および非常時の医療輸送、北部への供給ゲートウェイとしての主要空港である。
2009年 7月8日 、市議会にて空港の段階的閉鎖が決定され、まず2010年 に滑走路16/34が閉鎖、2013年 11月30日 をもって完全に廃止となった。土地は一部は隣接する北アルバータ工科大学が所有し、残りは主に住宅地となる予定である。
サーキットとしての利用
2010年までの特設コースのレイアウト
2011年からの特設コースのレイアウト
2005年から同空港ではチャンプカー・ワールド・シリーズ の1戦、エドモントン・インディ が開催され、毎年特設のコースが設置された。チャンプカーはインディ・レーシング・リーグ(現IndyCar )と統合したため、2008年から2012年まではインディカー・シリーズ として開催された。旧レイアウトが使われた2011年までは世界でも珍しい「コース全域が現役で稼働する空港の滑走路に置かれるサーキット」であった。2011年には滑走路16/34の閉鎖に伴いコース自体がそちらに移され、全長2.256マイル(3.631km)、13のコーナーを有するものとなり、また空港の存続部分とは完全に分離される形となった。しかし、スポンサー不足により2013年のレースは開催されず、そのまま空港の閉鎖と共に歴史に幕を下ろした。
最大の特徴は全長3/4マイル(1207m)のホームストレートで、ここでの最高速度は200mph(約322km/h)に達する。その手前には180mph(約290km/h)に達するバックストレートがあり、この2本のロングストレートはヘアピンカーブで繋がれている。また、ハードブレーキングが要求される1コーナーやもう一つのヘアピンカーブの5コーナーもあり、ドラフティング とブレーキングの両方でオーバーテイク を試みることができるレイアウトになっている。
就航航空会社および目的地
参照
^ Canada Flight Supplement
^ 2008 Annual Report and Financials
^ Total aircraft movements by class of operation - NAV CANADA towers
外部リンク
空港情報 (ICAO:CYXD · IATA:YXD)
空港概要 気象情報 その他