オーステンデ=ブルッヘ国際空港(ーこくさいくうこう、オランダ語: Internationale Luchthaven Oostende-Brugge, フランス語: Aéroport International d'Ostende-Bruges)は、ベルギー王国ウェスト=フランデレン州オーステンデの南西5キロメートルの位置にある国際空港。州都ブルッヘからは25キロメートル離れている。空港名の表記はほかに、
- オステンド・ブルージュ国際空港[2]
- オーステンデ国際空港[3]
などがある。
貨物輸送が大半を占めるが、旅客輸送も増加しており、観光シーズンには多くのチャーター機や季節運行便が設定される。一方で、ビジネスジェットの運行も頻繁に行われている。
沿革
第二次世界大戦中、ドイツ空軍がこの地に飛行場を建設した。戦時中は数多くの軍用機がこの飛行場から飛び立ち、バトル・オブ・ブリテンに参加した。戦争が終結した後は国際空港へと転用され、現在に至る。
1992年、フランデレン地域にある地方空港の所有権がベルギー政府から地域政府に移管され、名称が現名称に変更された。
2014年からは空港の運営権を25年間取得した民間企業のイージス・グループが運営している。
2015年以降はTUIフライ・ベルギーが定期旅客便を運行している。
就航航空会社
旅客便
2016年現在[4]
貨物便
アクセス
自家用車では国道N318号線またはN341号線でアクセスできる。またオーステンデ駅など市街地中心部からリムジンバスが運行されている。
事件・事故
- 1997年7月26日、空港で開催された航空ショーにて、ヨルダン空軍のアクロバティックチーム「ファルコンズ」のオマール・ハニ・ビラルが操縦するエクストラ EA-300がコントロール不能になり墜落した。当該機は滑走路の端、赤十字社のテントと観客席の近くに墜落、炎上し、地上でも8名が死亡、40名が負傷した[8]。
- 1998年11月14日、IATカーゴが運用するボーイング707貨物機が離陸の数分後に墜落した。ただし、貨物機であったため死者は出なかった[9]。
- 2001年4月18日、イリューシンIL-76が離陸の際にオーバーランし、滑走路奥の芝生で停止した。当該機はそのまま空港に留置され、2年後に解体された。
脚注
外部リンク