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クサタチバナ

クサタチバナ
2009年5月 箱根湿生花園 
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: リンドウ目 Gentianales
: キョウチクトウ科 Apocynaceae
: カモメヅル属 Vincetoxicum
: クサタチバナ V. acuminatum
学名
Vincetoxicum acuminatum Decne.
シノニム
  • Cynanchum ascyrifolium auct. non (Franch. et Sav.) Matsum.
    * Cynanchum acuminatifolium Hemsl.
和名
クサタチバナ(草橘)

クサタチバナ(草橘、学名: Vincetoxicum acuminatum)はキョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科カモメヅル属多年草

特徴

は直立し、分枝せず、高さは30-60cmになる。は長さ5-16mmの葉柄をもって茎に対生し、葉身は卵形から長楕円形で全縁、長さ5-13cm、幅3-6cmになり、先端は尖り、基部は丸みを帯びる。葉の両面の葉脈に微毛が生える。

花期は6-7月。茎の上部の葉腋から花柄がでて、その先に花序を多数出す。花冠は白色で5裂し径2cmになる。副花冠は淡黄色を帯びる。萼も5裂する。

花が終わると長さ4-6cmの、旧ガガイモ科特有の果実(袋果)をつける。秋に袋果が割れ、種髪(毛束)をつけた種子がはじける。

分布と生育環境

日本では本州の関東地方以西、四国に分布し、山地の草地や、やや乾いた林内に自生する。アジアでは朝鮮、中国(東北地方)に分布する。

Status

準絶滅危惧(NT)環境省レッドリスト

近縁種

参考文献

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