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ザ・ミラクル (曲)

「ザ・ミラクル」
クイーンシングル
初出アルバム『ザ・ミラクル
B面 ストーン・コールド・クレイジー (ライヴ・アット・ザ・レインボー‘74)
マイ・メランコリー・ブルース (ライヴ・アット・ヒューストン・テキサス '77) (12")
リリース
規格 レコード (7", 12")
コンパクトカセット
CD
録音 1988年 – 1989年
ジャンル ロック
時間
レーベル パーロフォン
EMI
作詞・作曲 クイーン
プロデュース クイーン
デヴィッド・リチャーズ
クイーン シングル 年表
スキャンダル
(1989)
ザ・ミラクル
(1989)
イニュエンドウ
(1991)
ミュージックビデオ
「The Miracle」 - YouTube
テンプレートを表示

ザ・ミラクル」(The Miracle)は、イギリスロックバンドクイーンの楽曲である。作曲はフレディ・マーキュリージョン・ディーコン(クレジットは「クイーン」[1])。アルバム『ザ・ミラクル』のリリースから半年後の1989年11月下旬、アルバムからの最後のシングルとしてリリースされたタイトルチューン。EMI発売のクイーンのアルバムとしては、五枚のシングルがカットされたのは初めてのことであった。

解説

フレディとジョンがコードを書きテーマを決定した後、フレディがメロディを書き始めた。歌詞や音楽アイディアは4人それぞれから集められたが、アルバム収録時の取り決めにより曲は実際の作曲者に関わらず、クレジットはクイーンとなっている。フレディとブライアンはこの曲をお気に入りの1つとしているが、ロジャーはグレイテスト・ビデオ・ヒッツIIのオーディオコメントで「この曲は気に入っていないが、『信じられないほど複雑なトラック』としてこの曲を尊重する」と述べている。

この曲では、『神の創造した大小のもの(all god's creations great and small)』として、ゴールデンゲートブリッジタージ・マハルのような著名な建造物、他にバベルの塔カインとアベルといった聖書の記述、キャプテン・クックジミ・ヘンドリックスのような有名人を挙げており、この曲では全てが「奇跡 (miracle)」とされている。

ジャケット

シングルのジャケットには、ホログラムを逆にしたアルバムのジャケットが使われている。シングルのB面には、アルバム『世界に捧ぐ』からの『マイ・メランコリー・ブルース』と共に『ストーン・コールド・クレイジー』のライヴバージョンが収録されている。

プロモーションビデオ

楽曲のミュージックビデオは、4人の少年(ブライアン役にポール・ハワード、ジョン役にジェームズ・カーリー、ロジャー役にアダム・グラディシュ、フレディ役にロス・マッコール)がクイーンに扮してステージでパフォーマンスするという内容である(ビデオの終盤には本物のクイーンが現れる)。ビデオでフレディを演じたマッコールは、70年代(ロングヘア、ハーレキンレオタード)、80年代初期(濃い口ひげ、革ジャケット、パンツ)、80年代中期のライヴ・エイド、86年マジック・ツアー(黄色の革ジャケット、パンツ、アディダスのスニーカー)と、フレディの4つの衣装を着ている。ロジャーによれば、フレディはビデオでの演技が上手かった少年たちについて「(当時もうツアーをしないと宣言していた)自分たちに代わって少年らをツアーに送ろう」と冗談を言ったという。ロックマガジンのNMEの2011年版によれば、ブライアンを演じた少年(ハワード)は、現在ロンドンのロックバンド、シルバリーのフロントマンであるという。

シングル収録曲

7インチ盤

  1. ザ・ミラクル - The Miracle (Queen)
  2. ストーン・コールド・クレイジー (ライヴ・アット・ザ・レインボー‘74) - Stone Cold Crazy (Live At The Rainbow, London '74) (Queen)

12インチ盤

  1. ザ・ミラクル - The Miracle (Queen)
  2. ストーン・コールド・クレイジー (ライヴ・アット・ザ・レインボー・ロンドン '74) - Stone Cold Crazy (Live At The Rainbow, London '74) (Queen)
  3. マイ・メランコリー・ブルース (ライヴ・アット・ヒューストン・テキサス '77) - My Melancholy Blues (Live At Houston, Texas '77) (Freddie Mercury)

担当

チャート

チャート (1989年) ピーク 週間
オランダ[2] 16 9
ドイツ[3] 78 4
アイルランド[4] 23 1
イギリス[5] 21 5

出典

外部リンク

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