シベリアシオガマPedicularis resupinata L. subsp. resupinata - 分類上の基本種で、葉はやや細くすべて互生し、花冠上唇がしだいに細くなる。北海道北部、アルタイ、シベリア、樺太、千島列島に分布する[4]。
ミカワシオガマ(三河塩竈) Pedicularis resupinata L. subsp. oppositifolia (Miq.) T.Yamaz. var. microphyllaHonda - 葉がより小型で、長さ10-20 mm、幅4-7 mm、花冠上唇がさらに短くつまる。愛知県[11]と岐阜県東濃地方[12]の湿地に生える[3][4]。環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類(EN)に選定されていたが、2012年8月の第4次リストでは、絶滅危惧II類(VU)にランクを下げた[13]。
トモエシオガマ(巴塩竈) Pedicularis resupinata L. subsp. teucriifolia (M.Bieb. ex Steven) T.Yamaz. var. caespitosaKoidz. - 葉の幅がやや広く、花が茎の上部に短く集まってつき、上から見ると花の様子が巴状になる。本州の中部地方以北に分布する[3][4]。