シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港 (シドニーこくさいくうこう 英語: Sydney (Kingsford Smith) Airport) は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ボタニーベイ市マスコット (Mascot) にあるシドニー大都市圏の主要空港である。空港はシドニー中心部の南8kmに位置している。
概要
国際線・国内線を問わずシドニーに発着する定期航空のほとんどが利用する。写真から分かるように滑走路を3本備える。"East-West"および、2本の"North-South"である。ボタニー湾は自然の砂浜がよく保存されているが、湾の北端に位置する国際空港と、北東端に広がるヤラ貨物港は例外である。
カンタス航空の主要なハブ空港である。
空港へは道路以外に都心部の駅と結ばれたシティレールの電車によってアクセス可能。
24時間空港ではないため、深夜11時から翌朝6時までは飛行機の離着陸が不可である。
当空港の周辺は住宅地のため制約が多い。このため、新空港を建設する計画は古くからあり、1980年代からシドニーの西45㎞にある「Badgerys Creek」地区で空港用地の買収が進められている。連邦政府内では「Western Sydney Airport」と呼ばれており、近年計画は具体化しつつある。
歴史
1920年にボタニー湾に接する小型飛行場として開設、「シドニー空港」と命名されたが、1936年にオーストラリアの飛行家チャールズ・キングスフォード・スミスにちなみ「シドニー・キングスフォード・スミス国際空港」と名称を変更した。しかし市民には地名の「マスコット」 (Mascot) と呼ばれるのが一般的であった。
利用実績
2019年の旅客数は4444万人で、オーストラリアの空港で1位だった。旅客の行き先の上位は、国内線はメルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、国際線はオークランド、シンガポール、香港だった。
ターミナル
シドニー国際空港には、国際線と一部国内線が発着するT1、国内線専用のT2、そしてカンタス航空の国内線専用のT3から成る合計3つのメイン・ターミナルがある。T1とT2,T3の間は無料のシャトルバス、鉄道で結ばれている。
○ - ワンワールド
☆ - スターアライアンス
△ - スカイチーム
ターミナル1
国際線
ターミナル2
ターミナル3
貨物便
就航路線
- オーストラリア国内
- ポリネシア
- メラネシア
- 東アジア
- 東南アジア
- 南アジア・中東
- ヨーロッパ
- アフリカ
- 北アメリカ
- 南アメリカ
過去に就航していた航空会社
など
過去に就航していた都市
など
アクセス
鉄道
自動車
- タクシー : 市内中心部まで、AU$30〜40
- 乗合シャトルバン : 市内のホテルまで、AU$12〜15
脚註
- ^ カンタスとエミレーツ、共同事業延長で運航路線の再編成を追加発表 FlyTeam 2017年10月23日付
- ^ ジェットスター、メルボルン・シドニー〜ホーチミン線を5月に開設 ベトナムへ初乗り入れ
- ^ 北京首都航空、10月末に青島/シドニー線を開設 A330で週2便
- ^ a b 天津航空、重慶/メルボルン線に就航 1月には天津/シドニー線も開設 FlyTeam 2017年11月8日付
- ^ ベトナム航空、3月28日からハノイ/シドニー線に787で就航 週3便
- ^ http://www.airmauritius.com/news/Communique%2014%20Feb%202012-English.pdf
- ^ 海南航空、長沙/シドニー線を開設 A330で週2便を運航
関連項目
外部リンク
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