Share to: share facebook share twitter share wa share telegram print page

ストレンジクォーク

ストレンジクォーク
組成 素粒子
粒子統計 フェルミ粒子
グループ クォーク
世代 第二世代
相互作用 強い相互作用
弱い相互作用
電磁相互作用
重力相互作用
反粒子 反ストレンジクォーク (s)
理論化 マレー・ゲルマン (1964)
ジョージ・ツワイク (1964)
記号 s
質量 101+29
−21
 MeV/c2
[1]
崩壊粒子 アップクォーク
電荷13 e
カラー 持つ
スピン 12
ストレンジネス -1
弱アイソスピン LH: -12, RH: 0
弱超電荷 LH: +13, RH: -23
テンプレートを表示

ストレンジクォーク: strange quark、記号: s)は、物質を構成する主要な素粒子の一つで、第二世代のクォークである。

概要

ストレンジクォークは、-1/3 の電荷ストレンジネス -1 を持ち、質量はアップクォークとダウンクォークについで軽く、80 - 130 MeV である。最初にストレンジネスをもつ素粒子("奇妙さ"を示すバレンスクォークを含んだ素粒子)が発見されたのは1947年であり、K中間子と命名された。ゲルマンツワイク1964年クォークモデルを提唱したときに、ストレンジネスを担うものとして、アップクォークダウンクォークとともに導入された。サイドウェイ (Sideways) クォークとも呼ばれる。

ストレンジネスをもつハドロン

  • K中間子をはじめとする、ストレンジクォーク(または反ストレンジクォーク)を含む中間子
  • イータ中間子 (η) およびイータプライム中間子 (η') はストレンジ-反ストレンジクォークの線形結合を含む。
  • ファイ中間子 (φ) はストレンジ-反ストレンジクォーク対のみから構成され、それ以外のクォークを含まない。
  • ストレンジネスをもつバリオンハイペロンとして知られる。シグマ (Σ)、ラムダ (Λ)、グザイ (Ξ)、オメガ (Ω)粒子がある。
ストレンジネスによる中間子の分類。S はストレンジネス、Q は電荷を示す。
ストレンジネスによるバリオンの分類。S はストレンジネス、Q は電荷を示す。

関連項目

脚注

  1. ^ K. Nakamura et al. (Particle Data Group) (2010年). “PDGLive Particle Summary 'Quarks (u, d, s, c, b, t, b', t', Free)'”. Particle Data Group. 2010年8月11日閲覧。

外部リンク

Kembali kehalaman sebelumnya