チェジュ航空(チェジュこうくう、朝: 제주항공、英: Jeju Air)は、韓国の格安航空会社。
韓国の大手財閥である愛敬グループと、済州特別自治道が共同で設立した格安航空会社。日本の第三セクターに近い。運賃は他社よりも30%程度安くしている。
2019年12月18日、経営が悪化したライバルのイースター航空を買収することが発表されたが[1]、2020年7月23日、買収条件として求めていた、従業員への未払い賃金の支払いなど懸案事項が解消されなかったとして、イースター航空の買収を取りやめると発表した[2]。なお、同社はアシアナ航空の買収も検討していたが失敗している[3]。
沿革
- 2005年1月:会社 設立。
- 2006年
- 6月5日:済州 - ソウル/金浦線 就航開始。
- 6月29日:ソウル/金浦 - 釜山線 就航開始(後に運休)。
- 8月7日:ソウル/金浦 - 襄陽線 就航開始。
- 10月:済州 - 釜山線 就航開始。
- 2007年7月:ソウル/金浦 - 襄陽線 運休。
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 3月28日:ソウル/金浦 - 名古屋/中部線 就航開始。
- 10月27日:ソウル/仁川 - 香港線 就航開始。
- 11月24日:ソウル/仁川 - マニラ線・釜山 - セブ線 就航開始。
- 2011年
- 5月2日:釜山 - 香港線 就航開始[11]。
- 6月22日:済州 - 大阪/関西線 就航開始[11]。
- 6月30日:釜山 - バンコク線 就航開始[11]。
- 2012年
- 3月1日:釜山 - セブ線 廃止。
- 3月23日:ソウル/仁川 - 名古屋/中部線 就航開始。
- 3月30日:ソウル/仁川 - 福岡線 就航開始。
- 4月5日:ソウル/仁川 - ホーチミンシティ線 就航開始。
- 4月22日:ソウル/仁川 - 北九州線 廃止。
- 6月22日:ソウル/仁川 - 青島線 就航開始。
- 9月27日:ソウル/仁川 - グアム線 就航開始。
- 2013年
- 1月:済州 - 大阪/関西線 運休。
- 4月8日:ソウル/仁川 - 泉州線 就航開始。
- 6月16日:ソウル/仁川 - 泉州線 運休。
- 7月4日:ソウル/仁川 - 東京/成田線 就航開始(当社初の東京/成田発着路線)。
- 2015年
- 2016年
- 2017年7月4日:ソウル/仁川 - 高雄線就航開始[17] 。
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 3月31日:務安 - 東京線就航開始
- 7月:務安 - 福岡線、務安 - 三亜線就航開始
- 5月10日:ソウル/仁川 - 静岡線就航開始[21]。
- 2023年
- 6月22日:ソウル/仁川 - 大分線就航開始
- 7月13日:ソウル/仁川 - 広島線就航開始 広島線の就航によりチェジュ航空の日本就航地は10都市になった。
就航都市
2024年9月現在
就航路線
国内線
国際線
- ソウル/仁川 - 東京/成田 : 1日4便[22]
- ソウル/仁川 - 大阪/関西 : 1日3便
- ソウル/仁川 - 名古屋/中部 : 1日2便
- ソウル/仁川 - 福岡 : 1日4便[23]
- ソウル/仁川 - 札幌/新千歳 : 1日1便
- ソウル/仁川 - 松山 : 1日2便
- ソウル/仁川 - 那覇 : 1日1便
- ソウル/仁川 - 静岡 : 1日1便
- ソウル/仁川 - 大分 : 1日1便
- ソウル/仁川 - 広島 : 週11便
- ソウル/仁川 - 鹿児島 : 週3便
- ソウル/仁川 - 青島 : 1日1便
- ソウル/仁川 - ジャムス : 週1便
- ソウル/仁川 - 香港 : 1日2便
- ソウル/仁川 - 台北/桃園 : 1日1便
- ソウル/仁川 - 高雄 : 週4便
- ソウル/仁川 - マニラ : 1日1便
- ソウル/仁川 - セブ : 1日1便
- ソウル/仁川 - コタキナバル : 1日1便
- ソウル/仁川 - バンコク : 1日2便
- ソウル/仁川 - ハノイ : 1日1便
- ソウル/仁川 - ウラジオストク : 週4便
- ソウル/仁川 - グアム : 1日2便
- ソウル/仁川 - サイパン : 1日1便
- ソウル/金浦 - 大阪/関西 : 1日2便
- ソウル/金浦 - バンコク
- 釜山 - 東京/成田:1日1便
- 釜山 - 大阪/関西:1日2便
- 釜山 - 福岡:1日1便
- 釜山 - 台北/桃園:1日1便
- 釜山 - バンコク:1日1便
- 釜山 - グアム:週2便
- 大邱 - バンコク:週2便
- 済州 - 福岡:週3便(7月から運航予定)
- 務安 - 福岡:週4便(2019年7月から運航予定)[24]
2010年下半期より、済州国際空港から日本へのチャーター便、定期便就航を計画している[25]。
今後、サイパン・ハノイに新規就航する計画。また、中・長距離線を運航する格安航空会社を設立する計画もあるという[26]。
機内サービス
事前座席指定は、当初は無料であったが、2014年7月より、座席種別に応じた有料制になった。非常口座席を利用する場合は、乗客誘導時に必要なため、朝鮮語か英語のどちらかに堪能であることが、チェックイン時に確認される。
機内では、無料の飲料水を除き、有料で軽食、飲料を販売している。2014年8月より、機内食の事前予約サービスも行われている。当初は、日本などの短距離路線ではおにぎりやナッツ等、中距離路線ではボックスランチの軽食が無償で提供されていた。また、国際線において大邱にあるグランド免税店が免税品機内販売を実施している。
保有機材
2022年10月現在[27][28]
- 過去に運航されていた機材
事故・トラブル
- 2007年8月12日 - チェジュ航空502便(朝鮮語版)(Q400、機体記号 HL5256)が、釜山の金海国際空港に着陸後、タキシング中に強風にあおられ、滑走路を外れて排水溝へ脱輪した。乗客20名以上が軽傷を負った[29][30]。
- 2015年11月30日 - 仁川発那覇行きの1802便に誤って成田行きの1104便の乗客手荷物を搭載し、本来の那覇行きの乗客手荷物が仁川空港に放置されるトラブルが発生。当時、那覇行きは出発遅延しており、成田行きと出発時間が重なっていた。原因は、積み込みを行う協力会社の貨物車両が間違えた飛行機に運んでしまったためとしている。韓国では、過去にも他社で同様のトラブルが発生している[31]。
- 2015年12月23日 - 金浦発済州行きの101便(B737-8AS、HL8049、乗客約150人)が与圧システムが作動していないまま離陸し、高度1万5000フィート(約4.6km)上空で一部の乗客が鼻血を出したり耳鳴りを訴えた[32]。
脚注
関連項目
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外部サイト