『チャップリンの替玉』(The Floorwalker)は、チャーリー・チャップリンがミューチュアル社(英語版)で最初に製作したサイレント映画である。1916年の作品。別邦題に『チャップリンのエスカレーター』がある。チャップリンは百貨店の客として登場し、店長が店の売上金を盗むのを見つけてしまう。
追いかけっこの場面は、エスカレーターで繰り広げられ、どんなに速く走っても、エスカレーターが逆送しているため人物が同じ位置に留まってしまうギャグなど、スラップスティック・コメディならではの効果が発揮されている。また本作は、エスカレーターが映画に登場した最初の作品として知られる。エドナ・パーヴァイアンスは、エリック・キャンベル演じる店長の秘書という小さな役で出演している。
(なお、本作の残存するNGシーンがドキュメンタリー『知られざるチャップリン(英語版)』で紹介されている。外部リンク「Unknown Chaplin: Ep. 1 -- My Happiest Years」を参照。)
キャスト
日本語吹替
- この作品はサイレント映画だが、チャップリンのデビュー100周年を記念し、日本チャップリン協会監修のもと、日本語吹替が製作された[2]。
脚注
外部リンク