ティーシポネー(古希: Τισιφονη, Tisiphonê、ラテン語: Tisiphone)は、ギリシア神話に登場する女神。長母音を省略してティシポネとも表記される。
エリーニュスの1柱
復讐の三女神・エリーニュスの1柱である。ローマ神話ではフリアエの1柱として登場する。その名は「殺人の復讐者」[1]、「殺戮を復讐する女」[2]を意味する。
ガイアの娘で、彼女の姉妹はアレークトーとメガイラである[3]。タルタロスの大門を守ってきた番人であり、血に濡れた衣を纏っている[4]。
アルクマイオーンの娘
アルクマイオーンとマントーの間に生まれた娘。
脚注
- ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』154頁。
- ^ 呉茂一『ギリシア神話(上)』351頁。
- ^ アポロドーロス、1巻1・4。
- ^ ウェルギリウス『アエネーイス』6巻555行。
参考文献
関連項目