『ディアーディアー』は、2015年の日本のドラマ映画。菊地健雄の初長編監督作品である[1]。中村ゆり、斉藤陽一郎、桐生コウジが主演を務める[2]。菊地の出身地である栃木県足利市を舞台としている[3]。
第39回モントリオール世界映画祭にて上映される[4]。日本では、2015年10月24日より一般公開される[5]。
あらすじ
足利市内のとある工場がショッピングモール建設のために立ち退き請求されている。その工場主は危篤状態にあり、長男が跡継ぎに控え、請求を拒絶している。この工場主一家各々の心には、「リョウモウシカ」なる鹿の発見とその失敗をめぐる暗い過去がまとわりついている。
父の危篤の報せを聞いて、離婚係争中の長女と精神を患う次男が帰省し、長女の元恋人・西野や次男の旧友・畠中などの地元の人たちとまた一悶着を起こす。
キャスト
評価
- (2015年公開映画ベストテンの次点に挙げた)[6]蓮實重彦「いさぎよい演出には驚嘆する。(中略) あと10分短ければ傑作になりえたであろう」[7]
備考
同年に公開された、茨城県水戸市を舞台とした『ローリング』や群馬県を舞台とした『お盆の弟』などと「北関東三部作」と呼ばれることもあったという[8]。
脚注
外部リンク