トカゲ科(トカゲか、Scincidae)は、爬虫綱有鱗目に含まれる科。別名スキンク科。
形態
胴体は円筒形で頸部との境目は不明瞭で、全身が光沢のある滑らかな鱗で覆われる種が多い。四肢が小さい種が多く、地中棲の種では地面に潜りやすくするため四肢がさらに小型化して平たくなったり完全に退化した種もいる。
分類
かつては1600種程度を含んでいたが、2014年の分類再編により273種に限定されている[1]。広義のトカゲ科についてはスキンク下目を参照。
以下の和名は(疋田, 1993)に従う[2]
参考文献
- ^ Hedges, S. Blair. (2014). “The high-level classification of skinks (Reptilia, Squamata, Scincomorpha)”. Zootaxa 3765 (4): 317-338.
- ^ 疋田努編著 「有鱗目(トカゲ目)の分類表2」『週刊朝日百科 動物たちの地球 両生類・爬虫類7 カナヘビ・スナトカゲほか』第5巻 103号、朝日新聞社、1993年、224頁。
- 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、140頁。
- 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2 ヤモリ上科&スキンク上科』、誠文堂新光社、2004年、83-101頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社、2000年、226-227頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社、2000年、120、212頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社、2000年、110-113、208-212頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社、2001年、128-129、242-245頁。
- 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、56-62頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、100-105頁。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
トカゲ科に関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズに
トカゲ科に関する情報があります。