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この項目では、スリランカの都市について説明しています。県については「ハンバントタ県」をご覧ください。 |
ハンバントタ(シンハラ語: හම්බන්තොට、タミル語: அம்பாந்தோட்டை、英語: Hambantota)は、スリランカの南部州ハンバントタ県の都市である。ハンバントタ県の県都であり、スリランカの南海岸沿いに位置している。ハンバントッタともいう。
ハンバントタは塩田と熱帯の乾燥した気候で知られており、住民はマレー人が多数派を占める。ハンバントタは第6代大統領マヒンダ・ラージャパクサの元選挙区であり、同政権下では重点的なインフラ整備が進められた。
気候
ハンバントタはケッペンの気候区分ではサバナ気候に属す。ハンバントタには明確な乾季は存在しないが、1月から3月にかけてと6月から8月にかけては著しく降水量が減少する。逆に降水量が最も多いのは10月と11月である。年間の平均降水量は約1,050 mmである。平均気温は年間を通して僅かに変化するのみで、最も低い1月でも26.3°C、最も高い4月5月では28.1°Cである。
ハンバントタの気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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最高気温記録 °C (°F)
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32.4 (90.3)
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33.2 (91.8)
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33.4 (92.1)
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34.2 (93.6)
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34.8 (94.6)
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36.1 (97)
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35.5 (95.9)
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35.5 (95.9)
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34.7 (94.5)
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34.6 (94.3)
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32.4 (90.3)
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32.7 (90.9)
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36.1 (97)
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平均最高気温 °C (°F)
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29.8 (85.6)
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30.2 (86.4)
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30.9 (87.6)
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31.2 (88.2)
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30.7 (87.3)
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30.3 (86.5)
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30.6 (87.1)
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30.1 (86.2)
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29.9 (85.8)
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30.1 (86.2)
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29.9 (85.8)
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29.6 (85.3)
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30.28 (86.5)
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日平均気温 °C (°F)
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26.3 (79.3)
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26.6 (79.9)
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27.4 (81.3)
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28.1 (82.6)
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28.1 (82.6)
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27.7 (81.9)
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27.6 (81.7)
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27.4 (81.3)
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27.2 (81)
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27.1 (80.8)
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26.8 (80.2)
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26.5 (79.7)
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27.23 (81.03)
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平均最低気温 °C (°F)
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22.8 (73)
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23.0 (73.4)
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23.9 (75)
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25.0 (77)
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25.5 (77.9)
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25.1 (77.2)
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24.7 (76.5)
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24.6 (76.3)
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24.5 (76.1)
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24.2 (75.6)
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23.6 (74.5)
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23.3 (73.9)
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24.18 (75.53)
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最低気温記録 °C (°F)
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19.1 (66.4)
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19.2 (66.6)
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20.5 (68.9)
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21.6 (70.9)
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21.7 (71.1)
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22.1 (71.8)
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22.0 (71.6)
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21.8 (71.2)
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21.6 (70.9)
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21.9 (71.4)
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20.6 (69.1)
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19.1 (66.4)
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19.1 (66.4)
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降水量 mm (inch)
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58 (2.28)
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47 (1.85)
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66 (2.6)
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95 (3.74)
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89 (3.5)
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59 (2.32)
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48 (1.89)
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55 (2.17)
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71 (2.8)
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151 (5.94)
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188 (7.4)
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118 (4.65)
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1,045 (41.14)
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出典:NOAA (1961-1990)[2]
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交通
港湾
ハンバントタ港はスリランカ有数の大規模港である。2008年より第1期工事が始まり、2010年に開港したこの港はインド洋のシーレーン上に位置しており、物資の積み替え港として、また船舶燃料補給地としての需要が期待されている[3]。第3期工事までが予定されており、全てが完成すれば33隻の船が入港できる南アジア最大の港となる。
第1期工事の建設費は3億6千万ドル。建設は中国の中国港湾工程(英語版)とSinohydro(英語版)が請け負っており、総工費の85%は中国政府からの支援によるものである。しかし完成後は赤字が続き、2017年8月には港の運営権は中国の招商局港口に99年契約で譲渡された[4]。
空港
ハンバントタから北に約15kmのマッタラには、スリランカ第2の国際空港として開発が進められたマッタラ・ラージャパクサ国際空港が存在する。2013年開港の新空港は3500mの滑走路を持ち、2015年目標の第2期工事が完了すれば、最終的には敷地面積2,000ヘクタールの大規模空港となる計画である。
建設費は2億900万ドル。こちらも建設は中国の中国港湾工程が請け負っており、建設に当たっては中国政府から1億9080万ドルの融資が行われている。[5][6]
しかし唯一の定期便であるドバイとの定期便が閉鎖され、利用者は1日10人という「世界一寂しい空港」状態で、政府の重荷となっている。
鉄道
2006年よりハンバントタを経由するマータラ-カタラガマ間の鉄道延伸作業が進められている。
高速道路
スリランカ南西部を延びる南部高速道路が2019年にハンバントタまで延伸されており、南部の主要都市マータラやゴール、さらには最大都市コロンボへと通じている。この建設費にも中国からの融資が行われている。[7]
スポーツ
2017年アジアユースゲームズの開催地に予定されている[8]。
姉妹都市
脚注
- ^ “Sri Lanka - largest cities (per geographical entity)” (英語). World Gazetteer. 2013年3月21日閲覧。
- ^ “Climate Normals for Habantota”. アメリカ海洋大気庁. 1 February 2013閲覧。
- ^ ペッターワドゥ・サーガラ (2012年11月27日). “「アジアの新興驚異」を目指すスリランカ”. 新興国情報EMeye. 2013年3月21日閲覧。
- ^ “スリランカ、ハンバントタ港の運営権を中国企業に譲渡 インドなどが懸念”. AFP通信 (2017年7月30日). 2017年8月6日閲覧。
- ^ “スリランカで2カ所目の国際空港開港、中国企業が建設請負”. 新華社 (2013年3月19日). 2013年3月21日閲覧。
- ^ 荒井悦代 (2013年3月). “スリランカとインド・中国の政治経済関係”. JETRO. 2013年3月21日閲覧。
- ^ “Extension of Southern Expressway Project (ESEP) - Section 4 (Hambanthota to Mattala via Andarawewa)” (英語). Road Development Authority. 2019年12月15日閲覧。
- ^ [1]
関連項目
外部リンク
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