ヒバリシギ
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分類
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学名
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Calidris subminuta
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和名
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ヒバリシギ
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英名
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Long-toed Stint
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ヒバリシギ(雲雀鴫、学名:Calidris subminuta)は、チドリ目シギ科に分類される鳥の一種である。
名前の由来は、ヒバリほどの大きさであることから。
形態
全長約15cm[1]。雌雄同色[2]。成鳥夏羽は、頭から背、翼が赤褐色で、顔には白く太い眉斑がある。上面には黒い縦斑、胸から脇腹に黒褐色の縦斑がある[2]。喉から下の体の下面は白色。背中にV字の白線がある[1]。冬羽では、体の上面が灰褐色になり、頭部などに黒褐色の縦斑がはいる。嘴は黒色で、シギ類としては細く短い。足は黄緑色で第三趾が長い[2]。
ウズラシギやヨーロッパトウネンと似ているが、足の色の違いや初列風切羽が突出していないことで区別できる。
分布
シベリア中部からカムチャツカ半島で局地的に繁殖し、冬季は東南アジアやオーストラリアに渡り越冬する。
日本では旅鳥として春と秋に全国的に渡来する。南西諸島では多数が越冬する。
生態
淡水湿地や水田、川岸、埋立地、池などに生息し[2]、干潟に来ることは少ない。単独か数羽の群れをつくることはあるが、大群をつくることはない。
甲殻類や貝類、昆虫の幼虫などを食べる[1][2]。採食行動は足を折り曲げ、尻を上げるようにして歩き回るようにする[2]。
「プルル」、「チュリリ」などと鳴く。
出典
関連項目
ウィキスピーシーズに
ヒバリシギに関する情報があります。