翌年2000年3月に東芝EMIから発売された『〜the most relaxing〜 feel』と、同年8月にソニー・ミュージックエンタテインメントから発売された『image』はともに累計出荷枚数が130万枚を超えるミリオンセラーとなり[3]、各レコード会社からヒーリング・ミュージックのコンピレーション・アルバムが多く発売された[3]。大規模なテレビ広告やウェブサイトでの試聴といった販促策を採用したことも、セールスの成功に結びついた理由とされている[3]。これらのアルバムはブームのきっかけとなった『〜the most relaxing〜 feel』『image』を踏襲し、一般層に聞き馴染みのあるテレビコマーシャル・テレビ番組・映画などのテーマ曲を中心に収録しているものが多い[3]。また、この発売ラッシュの背景として2000年〜2001年当時は、従来音楽CDの主力購買層であった学生の需要が娯楽の多様化により低下し、レコード会社は購買力の高い中高年の需要の開拓を模索していた時期であったことが挙げられる[3]。
^Ulrich Kraft. Train Your Brain-Mental exercises with neurofeedback may ease symptoms of attention-deficit disorder, epilepsy and depression--and even boost cognition in healthy brains. Scientific American. 2006