ビサウ(Bissau)は、ギニアビサウの首都。ビサウ自治区に所属しているが、自治区にはビサウ市しかないため、事実上第一級行政区画でもある。
人口492,004人 (2015年)[1]。ギニアビサウ最大の都市で、同国の政治・経済・港湾の中心。
西経11度52分 北緯15度36分。
歴史
ビサウは、要塞化された港と貿易の中心地として、1687年ポルトガルによって設立された。1942年、ポルトガル領ギニアの首都がボラマからビサウに移された。
1973年、PAIGCの反植民地ゲリラによって独立が宣言された後、首都はボエであると宣言され、その一方でビサウはポルトガル領ギニアの首都のままであった。1974年4月25日のリスボンでの軍事クーデター後、ポルトガルが独立を認め、ビサウは新しい独立国の首都となった。
ビサウでは、1998年と1999年のギニアビサウ内戦の開始時と終了時に激しい戦闘が行われた。
地理
大西洋に通ずるジェバ川の河口に位置し、町の周囲にはマングローブ林が発達している。
ケッペンの気候区分ではサバナ気候(Aw)に属する。
ビサウ(1974-1994年)の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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最高気温記録 °C (°F)
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36.7 (98.1)
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38.3 (100.9)
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38.9 (102)
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41.1 (106)
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39.4 (102.9)
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35.6 (96.1)
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33.3 (91.9)
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32.8 (91)
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33.9 (93)
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34.4 (93.9)
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35.0 (95)
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35.6 (96.1)
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41.1 (106)
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平均最高気温 °C (°F)
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31.1 (88)
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32.8 (91)
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33.9 (93)
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33.3 (91.9)
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32.8 (91)
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31.1 (88)
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29.4 (84.9)
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30.0 (86)
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30.0 (86)
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31.1 (88)
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31.7 (89.1)
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30.6 (87.1)
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31.5 (88.7)
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平均最低気温 °C (°F)
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17.8 (64)
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18.3 (64.9)
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19.4 (66.9)
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20.6 (69.1)
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22.2 (72)
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22.8 (73)
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22.8 (73)
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22.8 (73)
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22.8 (73)
|
22.8 (73)
|
22.2 (72)
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18.9 (66)
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21.1 (70)
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最低気温記録 °C (°F)
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12.2 (54)
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13.3 (55.9)
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15.6 (60.1)
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16.7 (62.1)
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17.2 (63)
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19.4 (66.9)
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19.4 (66.9)
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19.4 (66.9)
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19.4 (66.9)
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20.0 (68)
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15.0 (59)
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12.8 (55)
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12.2 (54)
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雨量 mm (inch)
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0.5 (0.02)
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0.8 (0.031)
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0.5 (0.02)
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0.8 (0.031)
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17.3 (0.681)
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174.8 (6.882)
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472.5 (18.602)
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682.5 (26.87)
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434.9 (17.122)
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194.8 (7.669)
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41.4 (1.63)
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2.0 (0.079)
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2,022.8 (79.638)
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平均月間日照時間
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248
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226
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279
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270
|
248
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210
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186
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155
|
180
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217
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240
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248
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2,707
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出典1:Sistema de Clasificación Bioclimática Mundial[2]
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出典2:World Climate Guides (日照のみ)[3]
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交通
オスヴァルド・ヴィエイラ国際空港がある。
姉妹都市
脚注
関連項目
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、ビサウに関するメディアがあります。