ブレッシング・オカグバレ(Blessing Okagbare、1988年10月9日 - )はナイジェリアの女子陸上競技選手、専門は短距離走および走幅跳・三段跳。2008年北京オリンピック走幅跳銀メダリスト、2013年第14回世界陸上競技選手権大会女子走幅跳銀メダリスト。
2007年5月、ラゴスで行われたアフリカ競技大会国内予選会の三段跳で14m13のナイジェリア新記録を樹立した[1]。同年のアフリカ競技大会・走幅跳で銀メダルを獲得、三段跳で4位に入った[2][3]。オカグバレの女子三段跳ナイジェリア記録は、14m21を記録したChinonye Ohadughaによって後に更新された。2008年8月、北京オリンピックの走幅跳で予選B組5位で予選落ちした。しかし、A組で予選通過を決めていたリュドミラ・ブロンスカが七種競技後のドーピング検査で失格処分を受けたため、オカグバレは予選通過を果たした。決勝に進出したオカグバレは1回目に6m91を跳び、銅メダルを獲得した。のちに2位タチアナ・レベデワのドーピング違反が発覚し、繰り上がりで銀メダル獲得となった。[4]。
2010年6月、オカグバレは11秒04を記録してナイジェリア選手権の100mを制した。この時は踏み切り足に張りが出たため、走幅跳を棄権しアフリカ選手権に照準を合わせていた[5]。8月のアフリカ選手権は100m・走幅跳・4×100mで金メダルを獲得した。 2013年7月27日、IAAFダイヤモンドリーグロンドングランプリ100mで10秒79のアフリカ新記録を樹立した。この時、ロンドンオリンピック金メダリストのシェリー=アン・フレーザー=プライスを破った[6]。8月11日、モスクワで行われた世界選手権・走幅跳は5回目に6m99を記録して2位に入った。200mではコートジボワールのミュリエル・アウレと22秒32で同タイムとなるが、写真判定で3位となった。
2022年2月、彼女はドーピングのために10年間停止されました。