『ブーリン家の姉妹』(ブーリンけのしまい、原題: The Other Boleyn Girl)は、2008年公開のアメリカ合衆国・イギリス合作映画。フィリッパ・グレゴリーによる同名小説を原作としている(同原作の映像化は2003年にもBBCにてテレビ版が製作されている)。
ストーリー
16世紀のイギリスを舞台に、後にヘンリー8世の寵愛を受けることになるアン・ブーリンとその妹メアリー・ブーリンの姉妹(ただし史実においてはメアリーを姉とする説もある)を巡る歴史劇である。
キャスト
スタッフ
製作の背景
主人公となるブーリン姉妹には、アン役にナタリー・ポートマン、メアリー役にスカーレット・ヨハンソンと、若手の二大女優を配し、両者の初共演となった。ヘンリー8世役にはエリック・バナが配役された。衣装は、『恋におちたシェイクスピア』『アビエイター』でアカデミー賞を受賞したサンディ・パウエルが担当した。
撮影は2006年9月から12月の間に行われた[4]。公開は、当初2007年内を予定していたが、翌年の2月に延期し同年8月30日より約1ヶ月の追加撮影を行っている。
2008年2月15日に第58回ベルリン国際映画祭にてプレミア上映が行われた。
興行収入
2008年2月29日より、アメリカ国内1166館で封切られ、初日3日間で約820万ドルの興収を稼ぎ、その週末のランキングで4位につけた。1館辺りのアベレージでは、拡大公開(Wide release)された作品の中ではもっとも高い数値を記録している[5]。世界興収では現時点で約6800万ドルとなっている。このまずまずの成績を受け、一部報道では、原作者のグレゴリーによるアン・ブーリンの従妹のキャサリン・ハワード(彼女も後にヘンリー8世の妻となる)を主人公とした『The Boleyn Inheritance』の映画化が企画されているという話も出ている。
関連映画作品
脚注
外部リンク