『プロフェシー』(原題: The Mothman Prophecies)は、2002年のアメリカ映画。
概要
謎の怪現象に連続して見舞われた男がそれらに意味があることを突き止めてゆくミステリー作品。アメリカで実際に目撃されたモスマンを題材にしているが、制作に関わった関係者の謎の死が相次いで発生した。また、モスマンに関わった事例なども次々事故などが相次いでいるため、「モスマンの呪い」と言われている[要出典]。
原作はジョン・A・キールによる、モスマン事件についての調査報告と実体験をまとめた『モスマンの黙示』。
ストーリー
ワシントン・ポスト紙の記者ジョンは妻メアリーと幸せに暮らしていた。クリスマス・イブの夜、妻が運転中に事故を起こし、謎の言葉とメモを残して死亡する。2年後、クルマで出張に向かう途中、ジョンは気が付くと1時間では到底、移動できない600㎞も離れた見知らぬ町に迷い込み、不思議な事件に遭遇する。やがてメアリーの死に繋がる手掛かりを発見し、自らも事件に巻き込まれていく。
登場人物
- ジョン・クライン
- 演 - リチャード・ギア
- ワシントン・ポスト紙の記者。テレビにも出ている有名人。物腰は柔らかいが妻に対する愛情はまともながらも行き過ぎており、住宅売買の場で情事を嗜むなど節操がない。なぜか住所とは全然違う距離のポイントプレザントにたどりつく謎の体験をする。
- コニー・ミルズ
- 演 - ローラ・リニー
- 女性警官。警官だけあり法律に詳しい。ジョンに親切にしながらも住所から全然距離が違い、突如現れたことには怪しいという感情をあらわにする。
- ゴードン・スモールウッド
- 演 - ウィル・パットン
- ポイントプレザントの住民。クリスチャン。善良な市民だが、ジョンと似た容姿のストーカーに悩まされており、ジョンを訝しみ、攻撃的な態度をとる。その後は誤解だとわかりジョンに下手に出るようになる。幻覚と幻聴に悩まされている。後に凍死が死因で急死する。
- メアリー・クライン
- 演 - デブラ・メッシング
- ジョンの妻。交通事故にあって入院し、検査の過程で「めったにない病気」であることが判明し、治療がままならないままに死亡。
- デニース・スモールウッド
- 演 - ルシンダ・ジェニー
- ゴードンの妻。夫とは違いジョンを疑わず、冷静に接している。
- アレクサンダー・リーク
- 演 - アラン・ベイツ
- 博士。古代歴史を研究している。かつてはコーネル大学の教授だった。ジョンにモスマンの情報を伝える。
- エド・フライシュマン
- 演 - デヴィッド・エイゲンバーグ
- ジョンの同僚。妻をなくしたジョンのことを気にかけている。
- ロブ・マッカラム
- 演 - マーフィ・ダン
- 知事。
- インドリッド・コールド
- 声 - マーク・ペリントン
- ジョンの素性と行動を熟知している謎の存在。
キャスト
- テレビ東京版吹替:初回放送2005年4月28日『木曜洋画劇場』 21:00-22:54
スタッフ
- 監督:マーク・ペリントン
- 製作総指揮:テリー・A・マッケイ、テッド・タネンバウム、リチャード・S・ライト
- 製作:ゲイリー・W・ゴールドスタイン、ゲイリー・ルチェシ、トム・ローゼンバーグ
- 原作:ジョン・A・キール
- 脚色:リチャード・ヘイテム
- 音楽:トムアンドアンディ
- 撮影監督:フレッド・マーフィ
- 編集:ブライアン・バーダン
- 提供:レイクショア・エンターテインメント
関連項目
脚注・出典
- ^ エキサイトシネマ
- ^ a b c “The Mothman Prophecies” (英語). Box Office Mojo. 2018年7月1日閲覧。
- ^ テレビ東京版の吹き替えでは「ポイントプレザントへようこそ」とかかれた店で「まさか・・・。1時間半で600キロも走れるわけがない」と言うオリジナルには無いモノローグが追加されている。
- ^ ペリントンはバーテンダー役で顔出し出演もしている。
- ^ “ダークボのふきカエ偏愛録”. ふきカエル大作戦!!. 2018年7月2日閲覧。
外部リンク