『プロ野球スピリッツ2011』(プロやきゅうスピリッツにせんじゅういち)は、パワプロプロダクションが開発、コナミデジタルエンタテインメントから2011年4月14日に発売されたPlayStation 3、ニンテンドー3DS、PlayStation Portable用ゲームソフト。略称は、「プロスピ2011」。
今作はPS3、3DS、PSPのトリプルプラットフォームで発売され、PlayStation 2での発売は前作『プロ野球スピリッツ2010』で終了。PS3とPSPは2011年3月24日に、3DSは3月31日にそれぞれ発売予定であったが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う諸事情を考慮しPS3、PSP、3DS共に4月14日に発売延期となった[3]。キャッチフレーズは、「ファンの数だけ、プロ野球がある。」
前作との主な変更点
- 「オーダー自動編成機能」が追加。
- 前作までは選手の能力評価が20段階評価(例外としてパワーは255段階、スタミナは99段階)だったが、今作ではすべて99段階に統一された。
- 選手の能力の総合力を表す「⭐︎」が、最大20から最大99に変更された。
- これまで能力画面で表示されなかった野手の守備適性が、今作から能力画面で確認できるようになった。
- 「先発調整力」の能力がなくなり、先発、中継ぎ、抑えの適性が◎、○、△で評価されるようになった。
- グラフィックを一新し、選手のモーションが増加。PS3では観客のリアクションもホームランボールに群がるなど動きのあるものになり、PSPでは球場の広告を再現した。
- ボールカウントの表記を「SBO」「BSO」「球場別」の3種類から選べるようになった。
パッケージ
プロ野球スピリッツシリーズのパッケージ表紙は、前年に活躍した選手の写真が1チームにつき1人載ることが通例となっている。プロ野球スピリッツ2011においてパッケージの表紙を飾った選手は、以下の12名[4]。
各モード
- 対戦 - PS3版ではオンライン対戦が可能。また、PSP版、3DS版では通信対戦が可能。
- ペナントレース - 本作よりプレイできる期間が20年になり、PS3版では試合途中での中断が可能になった[5]。
- クライマックス - クライマックスシリーズを勝ちあがり、日本一を目指すモード。
- グランプリ(PS3・PSPのみ) - PSP版では初搭載。また、監督も成長するようになった。
- スピリッツ - キャンプ地から「高知」「沖縄」が削除。
- スターダム(PS3のみ) - 一人のプロ野球選手としてペナントレースに参加するモード。イベントが大幅に増えたが、本作でも1シーズンまでしかプレイできない。
- トレーニング - 打撃練習・投球練習・守備練習ができるモード。
- ホームラン競争 - 1回最大20球までプレイできる。
- VPショップ - VPを使って選手能力を上げたり(覚醒)、壁紙等の拡張アイテムの購入ができる。
- プロスピ入門 - 初心者のために、基本から上級までプロスピの動作を学ぶことができる。
- ユーティリティ - 応援歌作成・コピーやオリジナル選手のコピー・削除、チームの編成、起用法などを変更できる。
収録選手
2011年2月1日現在でのNPB所属12球団の支配下登録全選手(育成枠で契約している選手を除く)が収録されている。そのため、2011年2月2日以降に起きた以下の選手の移籍・入団・退団は初期データでは反映されていない。
- トレードで移籍した選手
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- 育成選手からの支配下登録
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- 新入団選手
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- シーズン途中で退団した選手
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脚注
- ^ 『週刊ファミ通』No.1206(1月26日号)、エンターブレイン、2012年、10、11頁。
- ^ a b 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。
- ^ [コナミ]「プロ野球スピリッツ2011」 4月14日に発売延期 パ・リーグ開幕後に
- ^ 所属チームは2011年2月現在。
- ^ 当初プロ野球シーズン開幕は3月25日だったが東日本大震災の影響で4月12日に延期となった。ただし、今作では3月25日からとなっている。
- ^ 読売移籍後に登録名を「大村三郎」に変更。
- ^ シーズン途中で退団。