S40(Volvo S40)はボルボ・カーズが1995年から2012年まで製造・販売していたセダン型の乗用車である。
歴史
初代
ボルボ・S40(初代) 1995年 - 2004年 |
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前期型(1995年-2000年) |
後期型(2000年-2004年) |
概要 |
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製造国 |
オランダ |
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販売期間 |
1995年 - 2004年 |
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デザイン |
ピーター・ホルベリー |
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ボディ |
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乗車定員 |
5人 |
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ボディタイプ |
4ドアセダン |
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駆動方式 |
前輪駆動/四輪駆動 |
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パワートレイン |
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変速機 |
4速・5速AT / 5速MT |
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前 |
前:マクファーソンストラット 後:マルチリンク |
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後 |
前:マクファーソンストラット 後:マルチリンク |
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車両寸法 |
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ホイールベース |
前期:2,550mm 後期:2,557mm |
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全長 |
前期:4,470mm 後期:4,521mm |
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全幅 |
前期:1,720mm 後期:1,717mm |
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全高 |
前期:1,410mm 後期:1,423mm |
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車両重量 |
1,330 - 1,405kg |
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系譜 |
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先代 |
ボルボ・460 |
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前期型(1995年 - 2000年)
ボルボ・460の後継モデルとして当初はS4として計画されたが、アウディ・A4のスポーツモデルであるアウディ・S4と名称が重複することからS40に変更された。
製造工場は、オランダ(ボルボ・三菱自動車工業・フォード合弁事業)のネッドカー工場。三菱・カリスマとプラットフォームを共有する。主にオーストラリア、北アメリカおよび南アメリカ、および極東で販売された。
英国のデザイナー、ピーター・ホルベリーがデザインを手がける。
S40はユーロNCAPで4つ星を得た最初の車種であった。
後期型(2000年 - 2004年)
2000年7月、内外装のマイナーチェンジを実施。ヘッドランプ・テールレンズの変更およびブレーキ径の拡大、タイヤの大型化の他サスペンションの改良などが行われた。
ボルボ独自の安全装備である乗員保護システムWHIPSが装備される。WHIPSとは追突時の乗員の動きに合わせてシートがリクライニングし「むち打ち症」などの長期後遺症のリスクを軽減するシステムである。
2代目
前期型(2004年 - 2007年)
2004年5月に発売。
プラットフォームは、マツダ・アクセラやフォード・フォーカスなどと共通の「フォード・C1プラットフォーム」(「ボルボ・P1プラットフォーム」)を用いている。
衝突安全性においては、ボディが複数のクランプルゾーン(衝撃吸収前後ボディ構造)で構成され、側面には「SHIPS」、後方には「WHIPS」と呼ばれるボルボ独自のシステムが装備されている。
エンジンは1.6L・1.8L・2.0Lの直4DOHCガソリン(同じフォードグループのマツダが開発)と2.4L・2.4Lターボの直5DOHCガソリン、1.4L・2.0Lの直4DOHCディーゼルと2.4Lの直5DOHCディーゼルがラインナップされている(ディーゼルは北米では販売されていない)。駆動方式は前輪駆動/四輪駆動。
後期型(2007年 - 2012年)
2007年9月、フェイスリフトが行われ、後期型となる。エントリーモデルとして「2.4Aktiv」を新設し、ラインナップを一新する。
2009年3月、新しく導入された直列4気筒 2.0リッターのガソリンエンジンと、新開発の6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた「2.0e」をラインナップに追加。
2012年ハッチバックモデルのV40(2代目)発売に伴い、セダンはこのモデルを最後に廃止となる。
モータースポーツ
- 1999年 英国ツーリングカー選手権(BTCC)に2台がエントリー。ドライバーはリカルド・リデルとヴィンセント・ラダーメッカ。この年は、日産・プリメーラ勢が圧倒的な強さを発揮し、ドライバータイトル獲得はならなかったが、リデルはこの年も4勝を挙げ、シリーズ3位となった。オーストラリア・スーパーツーリング選手権にも2台が参戦。ドライバーはジム・リチャーズがフル参戦し、キャメロン・マクリーン、マーク・ウィリアムソン、マーク・アダトーンが交代で参戦した。この内リチャーズがドライバーランキング2位を獲得。アダトーンも6位と好成績を残した。BTCCとASTCからは、同年をもって撤退した。スウェーデン・ツーリングカー選手権(STCC)にも2台がフル参戦。エドマンとニルソンが引き続き続投した。
- 2000年 引き続きスウェーデンツーリングカー選手権(STCC)に2台フル参戦。ドライバーはヤン・ニルソンと昨年のチャンピオンでアウディから移籍してきた、マティアス・エクストローム。チャンピオンには届かなかったが、それぞれ3勝し、トミー・ラスタット(日産)、フレドリック・エグブロム(アウディ)に次いで、ドライバーランキング3位にエクストロームが入り、ニルソンも4位に入った。この年の最終戦には3台目がスポット参戦。ドライバーは3年振りにS40をドライブすることになったケルヴィン・バート。
- 2001年 スウェーデンツーリングカー選手権(STCC)に2台がフル参戦。ドライバーはヤン・ニルソンとチームに復帰したジェーンズ・エドマン。最終戦には3台目がエントリーし、BTCCで1998年のチャンピオンを獲得した、リカルド・リデルがスポット参戦した。リデルは昨年のBTCCでは、フォード・モンデオをドライブしており、1年振りにS40をドライブした。ドライバーランキングは、ニルソン2位。エドマンも3位となった。
関連項目
リンク
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