マーカス・デイヴィス(Marcus Davis、1973年8月24日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家、プロボクサー。アイルランド系アメリカ人。メイン州ホールトン出身。チーム・アイリッシュ所属。
来歴
14歳の時よりボクシングを始め、1993年、19歳でプロデビュー。2000年までに17勝(12KO)1敗2分けの成績を残し、ニューイングランド地域の王者にも就いている。バウンサーとして生計を立てる一方、当時よりグラップリングを学び、1997年には総合格闘技のジムを設立。ティム・シルビアを指導していたこともある[1]。
2003年にISCFで総合格闘技デビューを果たし、ショーン・ゲイに勝利する。2戦目にはチアゴ・アウベスに判定負けを喫した。
TUF
2005年にはUFCのリアリティ番組「The Ultimate Fighter」のシーズン2に参加。負ければ引退を覚悟していたが[2]緒戦でジョー・スティーブンソンに敗れ脱落した。その後はジェイソン・フォン・フルーの怪我の回復次第ではリザーバーで復活予定であったが、結局再登場はならなかった[3]。11月5日のフィナーレでは同じく番組の脱落者であるメルヴィン・ギラードと対戦、TKO負けを喫し、以降はしばらくUFCからは離れることとなった。
UFC
2006年はマイナー大会で5連勝を記録し、UFCと再契約を果たした。10月10日のOrtiz vs. Shamrock 3ではフォレスト・ペッツと対戦し、フロントチョークで一本勝ちを収めた。12月7日のUFC Fight Night: Sanchez vs. Riggsではショーニー・カーターに判定勝ち。
2007年にはピート・スプラットに勝利した後はイギリス大会のみに出場している。6月16日に北アイルランドで開催されたUFC 72のジェイソン・タン戦では、今まで使用されていたThe Irish Hand Grenade(アイルランドの手榴弾)というニックネームがテロリズムを連想させるとして、現地の政治事情に配慮しThe Celtic Warrior(ケルト族の戦士)に変更された[4]。試合は1分15秒のKO勝利で、ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。9月8日のUFC 75ではポール・テイラーに一本勝ちを収め、ファイト・オブ・ザ・ナイトおよびサブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。この年は3戦全勝で1年を終えた。
2008年1月19日、UFC 80ではジェス・リアウディンをKOする。6月7日、UFC 85でマイク・スウィックに1-2の判定で敗れ連勝は11(UFCでは6)でストップした。10月18日、UFC 89でポール・ケリーにフロントチョークで一本勝ちを収めた。
2009年1月17日、UFC 93でクリス・ライトルと対戦し、判定勝ちを収め、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。アイルランド開催ということで、大きな声援を浴びた。
2010年5月8日、UFC 113でジョナサン・グレと対戦し、左アッパーでダウンを奪いパウンドで追撃しTKO勝ち[5]。
2010年8月28日、UFC 118でネイサン・ディアスと対戦し、フロントチョークで一本負けを喫した[6]。
2011年1月1日、UFC 125でジェレミー・スティーブンスと対戦し、右ストレートで失神KO負けを喫した[7]。
戦績
総合格闘技
総合格闘技 戦績
|
27 試合
|
(T)KO
|
一本
|
判定
|
その他
|
引き分け
|
無効試合
|
19 勝
|
6
|
8
|
5
|
0
|
0
|
0
|
8 敗
|
3
|
2
|
3
|
0
|
プロボクシング
獲得タイトル
脚注
関連項目
外部リンク