1998年の全米オープンは、カリフォルニア州サンマテオ郡デーリーシティにある「オリンピック・クラブ」の「レイク・コース」(The Lake Course, “湖コース”の意、パー70)で開かれた。第3ラウンドの終了時点で、ジャンセンは首位のペイン・スチュワートに5打差をつけられていたが、最終日に68(2アンダー)のスコアを出し、74(4オーバー)で崩れたスチュワートを逆転した。ジャンセンの最終スコアはイーブンパー(E, 73+66+73+68=280ストローク)で、スチュワートに1打差をつけて優勝した。こうしてジャンセンは再びスチュワートを破り、5年ぶり2度目の全米オープン優勝を飾ったが、現時点ではこれを最後にツアーの優勝から遠ざかっている。その後はツアーで何度かの優勝争いに敗れ、2005年以後はツアーの賞金ランキングで125位以内(次年度のシード権を確保できる位置)に入れない低迷状態が続いている。