ルイス・ガースナー (Louis V. Gerstner, Jr. 1942年 3月1日 - )は、アメリカン・エキスプレス会長兼最高経営責任者(CEO) 、RJRナビスコ 会長兼最高経営責任者(CEO)、IBM会長兼最高経営責任者(CEO)、カーライル・グループ 会長を歴任したアメリカを代表する経営者の1人である。
経歴
ニューヨーク州 ミネオラ 出身。1963年 、ダートマス大学 工学部を卒業後、1965年 、ハーバード大学 ビジネス・スクール にて経営学修士(MBA) を取得し、米国マッキンゼー・アンド・カンパニー に入社。その後、アメリカン・エキスプレス、RJRナビスコ会長兼最高経営責任者(CEO)を歴任し、1993年 4月、IBM初となる外部招請の会長兼最高経営責任者(CEO)に就任した。1991年28億ドルに上る創業初の赤字を計上し、1993年までの3年間で累積赤字総額150億ドルに陥ったIBMを経営再建し、ネットワーク・コンピューティング (1995年)、e-ビジネス (1997年)を提唱した。2002年 3月に最高経営責任者(CEO)を退任、同年12月に会長職を退任した。2003年 1月からは、カーライル・グループ会長に就任し、2008年 9月まで同職を務めた。
略歴
1942年3月 - ニューヨーク州ミネオラに生まれる
1956年 - ミネオラにあるシャミネード高等学校に入学
1963年9月 - ダートマス大学工学部卒業
1965年6月 - ハーバード大学ビジネス・スクールにて経営学修士(MBA)を取得後、米国マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社
1985年 - アメリカン・エキスプレス会長兼最高経営責任者(CEO)に就任
1989年3月 - アメリカン・エキスプレス会長兼最高経営責任者(CEO)を退任
1989年4月 - RJRナビスコ会長兼最高経営責任者(CEO)に就任
1993年3月 - RJRナビスコ会長兼最高経営責任者(CEO)を退任
1993年4月 - IBM会長兼最高経営責任者(CEO)に就任
2002年3月 - IBM最高経営責任者(CEO)を退任
2002年11月 - 日本経済新聞「私の履歴書 」に連載される(11月1日~30日連載)[ 1]
2002年12月 - IBM会長職を退任
2003年1月 - カーライル・グループ会長に就任
2008年9月 - カーライル・グループ会長を退任
著作
脚注
^ 日本経済新聞. “私の履歴書 since1956 ”. 2011年11月11日 閲覧。
参考文献
Louis V. Gerstner,Jr. (翻訳:山岡洋一、高遠裕子)『巨象も踊る』日本経済新聞社、2002年12月2日。ISBN 4-532-31023-7 。
『日本経済新聞 - 私の履歴書』日本経済新聞社、2002年11月。
Doug Garr (翻訳:渡会圭子)『IBMガースナーの大変革 - こうして巨象は甦った』徳間書店、2000年6月。ISBN 4-198-61199-8 。
関連項目
外部リンク