V-22のT406エンジンポッド
T406 (会社名称 AE 1107C-リバティ )とは、ロールス・ロイス・ホールディングス が製造するターボシャフトエンジン である。
現在運用されている唯一のティルトローター 機であるベル ・ボーイング V-22 オスプレイ に使用されている。エンジン出力は6,000 shp (4,470 kW)である。
設計
T406/AE1107C リバティはAE 3007 とAE 2100 シリーズのコアを共有している。元々はアリソン・エンジン で開発された。
V-22のT406エンジンは翼端の可変傾斜型のナセルにローター と共に搭載され、V-22の飛行を特徴づける物となっている。離陸時と着陸時はナセルの向きを90°直立状態にし、遷移飛行時は前方(0°)へ向ける。左右のエンジンは互いに反対方向に回転する [要出典 ] 。
主翼内部では両エンジンの駆動軸が接続されており、どちらか一方のエンジンが故障しても、もう一方のエンジンが両ローター を駆動し墜落を防ぐ。
搭載機
仕様 (T406)
一般的特性
形式: ターボシャフト
全長: 78.1 in (1,980 mm)
直径: 34.2 in (890 mm)
乾燥重量: 971 lb (440 kg)
構成要素
性能
出力: 6,150 shp (4,586 kW)
全圧縮比 (英語版 ) : 16.7:1
出力重量比 : 6.33 shp/lb (10.4 kW/kg)
脚注
Leyes II, Richard A.; William A. Fleming (1999). The History of North American Small Gas Turbine Aircraft Engines . Washington, DC: Smithsonian Institution. ISBN 1-56347-332-1
関連項目
外部リンク