ロールバッハ金属飛行機(ドイツ語: Rohrbach Metallflugzeugbau)はドイツに存在した航空機メーカー。主に飛行艇を製造しており製品は社名の『Metallflugzeugbau(金属飛行機)』の通り、当時は最先端技術だった軽合金製の応力外皮構造による全金属製の航空機を設計していた。
ツェッペリン飛行船会社のシュターケン製作所で働いていた工学博士、アドルフ・ロールバッハが1922年に前身となる会社を設立した。当時はヴェルサイユ条約によりドイツの航空産業が制限されていたため、デンマークにRohrbach-Metall-Aeroplan Co. A/Sを設立し、製造を行っていた。1926年に規制が緩和されるとアドルフはベルリンに戻り、ロールバッハ金属飛行機を設立した。同年に完成したロールバッハ Ro VIII ローランドがドイツ・ルフトハンザに採用され、ヨーロッパ諸国を結ぶ路線で多く利用された。
1934年にはアドルフ・ロールバッハが技術顧問を務める航空機メーカーWeser Flugzeugbauに統合された。
クルト・タンクは大学卒業後、教授の推薦によりロールバッハのテストパイロットとして入社し、約4年間勤務していた。
製品
関連項目
脚注
リンク