中田 章道(なかだ しょうどう、1952年1月19日 - )は、将棋棋士。富山県婦負郡八尾町(現・富山市)出身。板谷四郎門下。棋士番号は129。
人物
- 現役時代から詰将棋作家としてその名を知られ、作品集に『駒の詩』『短編詰将棋代表作』がある。詰将棋創作を始めたのは中学生の頃で、ノートに図面用紙を貼り付け、冊子を何冊も作るという熱の入りようであった(余詰だらけだが、創作することが楽しかったという)。それが昂じ、詰将棋が縁でプロ棋士を目指したという。プロ棋士になってからは、森信雄七段などのプロ棋士や『詰将棋パラダイス』を通じて、数多くの詰将棋仲間と知り合っている。トーナメントプロを引退した後も『将棋世界』に詰将棋の連載を持ち、中日スポーツの詰将棋欄も長年に亘り担当するなど、東海を代表する詰将棋作家の一人でもある。今まで制作してきた作品は1万点を優に超えており、その評価も高い。主に7~9手詰めの作品を得意としており、中段、下段玉の問題が多いのが特徴である。
- 日本将棋連盟東海本部副本部長・愛知県支部連合会顧問
弟子
棋士となった弟子
名前 |
四段昇段日 |
段位、主な活躍
|
村田顕弘 |
2007年10月1日
|
六段
|
服部慎一郎 |
2020年4月1日
|
六段、棋戦優勝2回
|
(2023年4月20日現在)
女流棋士となった弟子
名前 |
女流2級昇級日 |
段位、主な活躍
|
脇田菜々子 |
2018年11月1日
|
女流初段
|
山口仁子梨 |
2019年10月1日
|
女流1級
|
山口稀良莉 |
2020年12月1日
|
女流1級
|
(2024年7月2日現在)
昇段履歴
- 1969年 5級 = 奨励会入会
- 1972年 初段
- 1976年8月19日 四段 = 奨励会三段で12勝4敗(当時の規定)
- 1984年4月1日 五段 = 勝数規定
- 1992年4月28日 六段 = 勝数規定
- 2004年3月31日 引退 = フリークラス規定
- 2007年4月1日 七段 = 引退棋士規定[1]
主な成績
- 公式戦 通算326勝417敗
- 棋王戦 第9期・1982年度本戦出場 (2回戦で谷川浩司に敗北)
在籍クラス
脚注
- ^ “2007年4月1日付昇段・昇級者|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟. 2017年8月26日閲覧。
- ^ 「名人戦・順位戦」『日本将棋連盟』。
- ^ 「竜王戦」『日本将棋連盟』。
関連項目
外部リンク