乙劍社(おとつるぎしゃ)は、富山県南砺市小原地区にある神社。
乙劍社の御神体は、市の指定文化財とされている[1]。
概要
富山県西南部、南砺市の旧上平村小原集落に鎮座する。
乙劍社の起源は明らかでないが、正徳2年(1712年)作成の『五ヶ山村々神号之覚』から記録があり、「不動堂 北野村山伏海乗寺持分」と記されている。また、「万延元中年(1860年)四月吉祥日」と記された札がある。
現社殿は弘化3年(1846年)6月15日に再興されたもので、棟札によると氷見大窪の大工藤兵衛の手によるものであった。
昭和16年(1941年)9月に紀元二千六百年記念行事として拝殿・本殿の造営が企画され、昭和18年(1973年)に完成している。昭和29年(1984年)にも修理がされている。
春季祭礼は4月28日にあり、秋季祭礼は9月28日にある。
乙劍社の御神体
乙劍社のご神体は不動明王で、高さ56cmのネヅ材で、室町時代の地方作とされる。
昭和48年(1973年)9月20日に上平村の文化財に指定され、現在は南砺市に引き継がれている[1]。
脚注
参考文献
- 上平村役場 編『上平村誌』上平村、1982年。
- 平村史編纂委員会 編『越中五箇山平村史 下巻』平村、1983年。
- 富山県神社庁 編『富山縣神社誌』富山県神社庁、1983年。
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- 太字は国指定の文化財。斜体は県指定の文化財。寺院・神社が文化財を所蔵している場合、()内に記載した。
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