京成船橋駅(けいせいふなばしえき)は、千葉県船橋市本町一丁目にある、京成電鉄本線の駅である。駅番号はKS22。
モーニングライナー・イブニングライナーなども含め、当駅を通る旅客列車は全て停車する。
当駅は、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道の船橋駅(南口)と近接しており、乗換駅となっている[注 1]。
歴史
当初計画では東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道の船橋駅より北に駅を建設予定であったが、船橋市の中心市街地から離れすぎるということから南側に変更された。当駅付近では直線的に市街地を貫通する予定であったが、住民の反対で急曲線に変更された[2]。
年表
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。駅長配置駅。以前は、跨線橋もない地上駅であった。しかし、列車の本数が多く、京成成田寄りの「船橋1号踏切」は「開かずの踏切」になることもしばしばあり、これを解消するべく、1983年より海神 - 大神宮下間2.5キロメートル(km)の高架化工事が進められてきた。2006年(平成18年)11月25日に線路は高架化され、駅周辺の鉄道との平面交差はなくなった[5]。そのため、渋滞はほぼ解消されている。
2009年(平成21年)3月24日には商業施設「ネクスト船橋」が開業し[7]、長期にわたって行われてきた高架化工事が終了した。
発車標は、3色LEDを使用していたが、2023年にフルカラーLED式に交換され、駅案内放送も成田スカイアクセスの駅と同じ内容になった。
のりば
- 上表の路線名は成田空港線開業後の旅客案内の名称に基づいている。
- ホーム有効長は10両分ある(10両編成化の予定があったスカイライナーの停車に対応するための名残)。
- 以前の車内アナウンスでは、当駅でのJR線・東武線への乗り換え案内を行っていなかった。
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東口改札(2019年7月)
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西口改札(2018年9月)
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ホーム(2021年6月)
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1番線駅名標(2017年8月)
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東口外観(2011年10月)
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西口外観(2018年9月)
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船橋フェイスビル直結出入口(2019年8月)
利用状況
当駅より京成津田沼方面の乗客が東京都の都心方面に移動する際は、当駅でJR線船橋駅に乗り換えた方が早く到着する場合が多いために乗降人員が多くなっている。なお、総武快速線・京成本線相互で連絡運輸(定期券のみ)が設定されている駅は当駅のみである。
北総線が京成高砂駅まで延伸開業した1991年度以前は、当駅が京成線内全駅で最も乗降人員が多い駅であった。1991年度から2009年度までは押上駅に次ぐ第2位であったが、成田スカイアクセス線が開業した2010年度に京成高砂駅と日暮里駅を下回った。1991年度の最ピーク時は1日平均乗降人員が14万人程度であり、1995年度までは13万人を上回っていた。しかし、その後は減少傾向が続き2004年度に9万人を下回った。2008年度に再度9万人を上回り、近年はほぼ横ばいの傾向にある。
2023年度の1日平均乗降人員は88,095人である[京成 1]。京成線内69駅中第4位。近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通りである。
年度別1日平均乗降・乗車人員[統計 1]
年度
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1日平均 乗降人員[統計 2]
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1日平均 乗車人員[統計 3]
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1975年(昭和50年)
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65,333 |
[統計 4]
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1980年(昭和55年)
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64,592 |
[統計 5]
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1985年(昭和60年)
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64,651 |
[統計 6]
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1989年(平成元年)
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68,550 |
[統計 7]
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1990年(平成02年)
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69,820 |
[統計 8]
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1991年(平成03年)
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|
70,344 |
[統計 9]
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1992年(平成04年)
|
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69,640 |
[統計 10]
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1993年(平成05年)
|
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|
68,333 |
[統計 11]
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1994年(平成06年)
|
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|
67,088 |
[統計 12]
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1995年(平成07年)
|
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|
67,203 |
[統計 13]
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1996年(平成08年)
|
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|
59,634 |
[統計 14]
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1997年(平成09年)
|
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|
55,672 |
[統計 15]
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1998年(平成10年)
|
|
|
53,488 |
[統計 16]
|
1999年(平成11年)
|
|
|
50,952 |
[統計 17]
|
2000年(平成12年)
|
|
|
49,062 |
[統計 18]
|
2001年(平成13年)
|
|
|
47,933 |
[統計 19]
|
2002年(平成14年)
|
|
|
46,254 |
[統計 20]
|
2003年(平成15年)
|
91,240 |
[統計 21]
|
45,489 |
[統計 22]
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2004年(平成16年)
|
89,528 |
[統計 23]
|
44,999 |
[統計 24]
|
2005年(平成17年)
|
88,499 |
[統計 25]
|
44,485 |
[統計 26]
|
2006年(平成18年)
|
87,529 |
[統計 27]
|
44,086 |
[統計 28]
|
2007年(平成19年)
|
88,106 |
[統計 29]
|
44,225 |
[統計 30]
|
2008年(平成20年)
|
91,353 |
[統計 31]
|
45,729 |
[統計 32]
|
2009年(平成21年)
|
92,190 |
[統計 33]
|
46,136 |
[統計 34]
|
2010年(平成22年)
|
91,907 |
[統計 35]
|
45,940 |
[統計 36]
|
2011年(平成23年)
|
91,071 |
[統計 37]
|
45,492 |
[統計 38]
|
2012年(平成24年)
|
92,145 |
[統計 39]
|
46,002 |
[統計 40]
|
2013年(平成25年)
|
93,256 |
[統計 41]
|
46,542 |
[統計 42]
|
2014年(平成26年)
|
92,109 |
[統計 43]
|
46,000 |
[統計 44]
|
2015年(平成27年)
|
93,420 |
[統計 45]
|
46,673 |
[統計 46]
|
2016年(平成28年)
|
93,955 |
[統計 47]
|
46,970 |
[統計 48]
|
2017年(平成29年)
|
94,507 |
[統計 49]
|
47,225 |
[統計 50]
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2018年(平成30年)
|
94,318 |
[統計 51]
|
47,142 |
[統計 52]
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2019年(令和元年)
|
93,281 |
[統計 53]
|
46,610 |
[統計 54]
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2020年(令和02年)
|
67,723 |
[京成 2]
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33,858 |
[京成 2]
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2021年(令和03年)
|
73,750 |
[京成 3]
|
36,887 |
[京成 3]
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2022年(令和04年)
|
82,828 |
[京成 1]
|
41,353 |
[京成 1]
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2023年(令和05年)
|
88,095
|
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43,984
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駅周辺
ペデストリアンデッキと再開発ビルである船橋フェイスビル(Face)により、当駅と東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道の船橋駅(南口)が接続されている。さらに2007年11月17日からは駅コンコースにも直結した。船橋フェイスビルとコンコースをつなぐ通路は船橋フェイスビル2階通路と同様、早朝深夜帯は閉鎖されるため、当該時間帯は地上の公道・横断歩道を経由する必要がある。
当駅東口前には千葉県道39号船橋停車場線が通り、駅南側には京葉道路(船橋インターチェンジ)、東関東自動車道、国道14号(千葉街道)、国道357号(東京湾岸道路)、千葉県道156号船橋埠頭線が通る。当駅の駅ビルであるネクスト船橋(next)には、レストランやフード、ファッション雑貨など約20店舗の専門店を有する(地上1階 - 2階)。
以下、総武本線より南側の施設等一覧(北側は「船橋駅#駅周辺」を参照)。
バス路線
「船橋駅#バス路線」も参照。なお、当駅始発のバス停は船橋駅(南口)の3番のりばという扱いとなっている。また、船橋駅始発の路線にも「京成船橋駅」バス停がある。反対に、船橋駅方向に向かうバスは基本的に京成船橋駅を終点とする。
隣の駅
- 京成電鉄
- 本線
- ■快速特急・■特急・■通勤特急
- 京成八幡駅 (KS16) - 京成船橋駅 (KS22) - 京成津田沼駅 (KS26)[13]
- ■快速
- 東中山駅 (KS19) - 京成船橋駅 (KS22) - 船橋競馬場駅 (KS24)[13]
- ■普通
- 海神駅 (KS21) - 京成船橋駅 (KS22) - 大神宮下駅 (KS23)[13]
脚注
注釈
- ^ 当駅⇔船橋駅は、駅情報に接続交通機関として掲載されている。連絡定期券も発売されている。
- ^ シティライナーは土日祝のみ運行されていたため、最終運行は同年11月29日。
出典
- 京成電鉄の1日平均利用客数
- 統計資料
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
京成船橋駅に関連するカテゴリがあります。