京都府道103号上賀茂山端線(きょうとふどう103ごう かみがもやまばなせん)は、京都府京都市北区上賀茂から同市左京区の一般国道367号交点に至る一般府道である。
概要
上賀茂の賀茂別雷神社(上賀茂神社)前から松ヶ崎を経由して山端に至る。Y字に分岐する鴨川上流部の京都市街地北部を東西に結んでいる。
路線データ
歴史
本路線は、上賀茂から府道京都大原今津線(現在の国道367号の一部)を連絡する路線として、道路法(昭和27年法律第180号)第7条の規定に基づいた京都府の一般府道として1959年(昭和34年)に初めて認定した282路線のうちの1つである[2]。
年表
路線状況
大きく3つの通称に分かれ、上賀茂本通は東へ、鞍馬街道は南へ、北山通は東へそれぞれ向かう。上賀茂本通の鞍馬街道との交点附近に終点方向からの一方通行がある。
鞍馬街道と北山通の交点から終点にかけて、単独区間を挟んで北山通と2度にわたって重複している[3]。昭文社[4]は北山通のみ、iPC[5]は北山通と指定部分のいずれとしている。ゼンリン[6]は指定どおりに表現している。
通称
- 上賀茂本通
- ロータリーになっている起点から鞍馬街道交点に至るまでの通り名。重要伝統的建造物群保存地区に選定されている[7]社家の町並みが続く。
- 鞍馬街道
- 京の七口のひとつ、鞍馬口から北上して鞍馬へ通ずる街道[8]。
- 本路線は、深泥池附近から北山通までを通過しており、この区間は京都府道40号下鴨静原大原線との重複区間となっている。
- 北山通
- 左京区内を通る区間。都市計画道路 I・III・1号北山通[9]として広幅な道路に整備されているが、本路線は部分的に重複をするのみで、松ヶ崎では北山通供用前の旧道である1本北側の通りを並走する。
重複区間
地理
起点には、世界遺産に登録されている賀茂別雷神社(上賀茂神社)が立地し、歴史的な社家の町並みが続く。また、国の天然記念物に指定されている大田ノ沢のカキツバタ群落や深泥池水生植物群があり、歴史と文化のほか、政令指定都市である京都市の地下鉄沿線にありながら、自然が残されている。
通過する自治体
交差する道路
沿線
脚注
注釈
- ^ 京都府の一般府道は、1994年4月1日に再編されるまで1から起番しており、主要地方道と重複する番号も存在していた。
出典
関連項目
外部リンク