倉橋島(くらはしじま)は、広島県呉市に属する島である。別名「宝島」とも呼ばれる[1]。
地理と自然環境
瀬戸内海の芸予諸島に属する島の一つであり、面積は69.47km2と広島県に所属する島では最大の面積を持つ[注 1][2]。広島県の南端であり、音戸の瀬戸にかかる音戸大橋で本州と、早瀬瀬戸にかかる早瀬大橋で東能美島(江田島市)と、そして鹿島大橋で鹿島とつながっている。
- 山岳
- 沿岸
- その他
歴史
1890年(明治23年)、大日本帝国呉に呉鎮守府が置かれると、大日本帝国海軍の秘密基地の様相が強くなり、要塞地帯法により測量、漁業、撮影なども禁止され、艦砲試射場、高射砲台、石油貯蔵基地などが建設された。1941年(昭和16年)、倉橋島の大浦崎に「P基地」という海軍の限られた者しか出入り出来ない基地が作られ、格納庫、吊り上げ場、組立工場、充電場、搭乗員、工員宿舎等が並び、倉橋島の山には対空用25mm機関銃が設置された。
かつて島内の自治体には倉橋町と音戸町があったが、市町村合併により呉市に編入され消滅した。
観光地
- くらはし桂浜温泉 - 桂ヶ浜に隣接した温泉[1]。
交通
島内に鉄道路線はない。
バス
道路
著名な出身者
関連作品
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d 【#一期一会のローカル旅】Ayaka in Hiroshima - Kurahashi Island
- ^ a b 離島百貨, 倉橋島
- ^ 音戸と倉橋島をふらっと、島旅。
- ^ 広島県海岸・干潟生物調査マニュアルに基づく調査結果(生物MAP)
- ^ 環境省, 8. 安芸灘
- ^ 第3回「湯崎英彦の宝さがし-未来チャレンジ・トーク」(23.9.17 呉市)
- ^ カンムリウミスズメのエコツアー@倉橋島
- ^ a b レッドデータブックくれ - 呉市の絶滅のおそれのある野生動植物
- ^ “沿岸域 13701 倉橋島東部沿岸”. 環境省. 生物多様性の観点から重要度の高い海域. 2024年1月8日閲覧。
- ^ 川口敏, 能政研介, 野口和恵, 2000年, 『広島県倉橋島・能美島・江田島の小哺乳類』, 香川生物, 27号, 23-26頁, 香川生物学会
- ^ 広島市の生物 - 補遺版
- ^ 瀬戸内海 倉橋島 - 繰り返される虫たちの命の営み