この項目では、男子大会について説明しています。女子大会については「全英女子オープン 」をご覧ください。
全英オープン選手権 (ぜんえいオープンせんしゅけん、英語 : The Open Championship / British Open )は、ゴルフ のメジャー選手権 の1つであり、イギリス のゴルフ競技団体The R&A (英語版 ) 主催で、毎年7月中旬に開催されるゴルフ選手権 である。
メジャーの中で最も歴史、権威のあるトーナメントで、英語での正式名称は " The Open Championship "(ジ・オープンチャンピオンシップ (直訳では " オープン選手権 "))であり、全英やゴルフという表現は含まれない。
イギリスの社交界では、競馬 「ロイヤルアスコット開催 」、テニス 「ウィンブルドン選手権 」、レガッタ 「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ 」と並び、夏の最高峰のスポーツ祭典として知られている。
概要
正式名称"The Open Championship"には、他の選手権と区別するための表現が何も含まれていない。これはつまり、第1回開催時において、他の選手権が存在しなかったことを示すものであり、この選手権の歴史を如実に示している。
第1回は1860年 10月17日 にプレストウィック で開かれ、ウィリー・パーク が優勝した。
それ以後は、1871年、1915-1919年、1940-1945年の戦争などによる中止をはさみながら、毎年開催する地区を変えて実施している。優勝者には「クラレット・ジャグ」と呼ばれる優勝トロフィーが贈られる。トロフィーは、優勝決定時間を見計らって専門の製作者により優勝者の氏名 (英語) が一つ一つ手作業で刻印され、それが終了次第直ちに表彰式会場に搬送され、優勝者に手渡され、1年間優勝者により保管される。当初はチャンピオンベルト が贈呈されていたが、トム・モリス・ジュニア の3連覇に伴い永久保持となったため、クラレット・ジャグに変わった。ただし、記念大会ではレプリカベルトが贈呈される場合がある。また、表彰式では優勝者の紹介はChampion Golfer of the Year (その年のゴルフチャンピオン)と呼ばれている。
クラレット・ジャグ
開催ゴルフ場はシーサイドリンクス (海岸に立地する場) に限るという不文律がある。近年では、セント・アンドルーズ 、ロイヤル・リザム&セント・アンズ 、ロイヤルトルーン 、ロイヤル・セント・ジョージズ 、ロイヤル・バークデール 、ミュアフィールド 、ターンベリー 、カーヌスティー・ゴルフリンクス 、ロイヤル・リヴァプール の9コースの持ち回りで開催されていた。ただし、ターンベリーは2009年の開催を最後に除外されている[ 1] 。また、R&Aは最近のメジャーにおける北アイルランド勢の活躍 (2010年全米オープンのグレアム・マクダウェル 、2011年全米オープンのローリー・マキロイ 、同年全英オープンのダレン・クラーク らの優勝) を考慮し、1951年の開催地である北アイルランド のロイヤル・ポートラッシュ を今後の開催地として検討する旨を発表し、2019年に同地で68年ぶりに開催された。また、同時に全米プロ選手権が5月に開催時期が移動するため、同年からメジャー最終戦となる。
1990年以降、5年に1回は「ゴルフの聖地」と言われるセント・アンドルーズ (R&A本部がある) で開催することが慣例となっている。ただし、2005年に限っては、本来翌2006年にセント・アンドルーズで開催される予定であったが、ジャック・ニクラス がこの大会を自らのメジャー完全引退試合と定めたことから、1年前倒ししてセント・アンドルーズで開催された。また本来は2020年 の開催も予定されたが、新型コロナウィルス の影響によりその年は開催中止となり、2年後の2022年、第150回記念大会でセントアンドルーズでの開催を行った。
最大の特徴は、ゴルフの歴史的な原点に立ち返った、人の手を加えない「あるがままの自然の状態」を残したリンクスコースにある。フェアウェイと呼ぶのがはばかれるほどのアンジュレーションに富んだフェアウェイ、壁面を干しレンガで垂直に切り立たせた深いバンカー、フェスキュー を腰の高さまで伸ばした「あるがまま」のラフなど。こういったコース特性は、全ての開催ゴルフコースで維持されている。普段のツアーで使われる、アメリカ的な、人の手を加えて作り上げられたゴルフコースとは、全く異なる。そのほかの特徴としては、気まぐれな気候条件が挙げられる。天候が良い年は「ジ・オープンらしくない」とさえ評されるほどである。スコットランド独特の、寒く、じめじめとした雨の降る天気とリンクスコース特有の海からの湿った強い風とに耐えながら優勝を争わなければならない。これにより、ゴルファーは低めの弾道の球を打つことを要求されるため、普段のツアーのように高々と打ち上げ、ピンの近くにボールを止める、というシーンは目にしにくい。
こうした特徴から、リンクスコースは経験が必要とされ、近年では2008年に当時53歳で過去当選手権の優勝者であるグレッグ・ノーマン が3日目終了時点で首位に立ち (最終的には3位タイ) 、2009年には当時59歳で過去当選手権を5度制しているトム・ワトソン が最終日の最終ホールまで首位を守る (最終的にプレーオフでスチュワート・シンク に敗れ2位) など、他のメジャーよりもいわゆるベテラン選手と呼ばれる選手たちの活躍が多い。2010年にR&Aはこうした活躍を考慮して、選手権出場の60歳定年制を変更し、歴代優勝者のうち過去5年の当選手権で上位10位までの選手に選手権出場資格を与えることを決定した。トム・ワトソンは2011年以降の当選手権にこの資格で出場し、自身の持つ最年長予選通過記録を64歳まで更新した。
近年の傾向としては、セント・アンドルーズが最もスコアがでやすい。ロイヤル・リザム&セント・アンズ、ロイヤルトルーンも優勝スコアが10アンダーをこえる。反面、ロイヤル・セントジョージズ、ロイヤル・バークデール、カーヌスティーはスコアが出にくい。1999年のカーヌスティーのポール・ローリーの6オーバーは、近年ではワーストスコアである。この年は、最終ホールまでに3打リードしていたジャン・ヴァン・デ・ヴェルデ が18番ホールでトリプルボギーを叩き、プレーオフ突入の末に敗れている(カーヌスティの悲劇 )。
プレーオフは、4ホールのストロークによって争われる。それでも決着が付かなければ、サドンデスである[ 注 1] 。以前は、翌日に18ホールのストローク・プレー、すなわち、もう1ラウンドを回って行われていた。
開催コース
現在は以下のコースの持ち回りで開催されている。
セント・アンドルーズ・リンクス(オールドコース )
カーヌスティー・ゴルフリンクス(チャンピオンシップコース)
ロイヤルトルーンゴルフクラブ(オールドコース)
ロイヤル・バークデール・ゴルフクラブ
ロイヤル・リザム&セント・アンズ・ゴルフクラブ
ロイヤル・リヴァプール・ゴルフクラブ
ロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ
ロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ(ダンルースコース)(2019年開催からローテーションに復帰)
ミュアフィールド
過去の開催コース
ターンベリー(ドナルド・トランプ が所有しているため、彼の発言がゴルフ界にとってふさわしくないとして開催コースから外された)
プレストウィック
出場資格
アマチュアでの出場資格は開催初日時点でアマチュアであること。
詳しくはこちら を参照
記録
歴代優勝者
開催年
優勝者
国籍
開催コース
開催地
優勝スコア
優勝賞金
1860年
ウィリー・パーク
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
174
-
1861年
トム・モリス・シニア
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (2)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
163
-
1862年
トム・モリス・シニア (2)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (3)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
163
-
1863年
ウィリー・パーク (2)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (4)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
168
-
1864年
トム・モリス・シニア (3)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (5)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
167
£6
1865年
アンドリュー・ストラス
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (6)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
162
£8
1866年
ウィリー・パーク (3)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (7)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
169
£6
1867年
トム・モリス・シニア (4)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (8)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
170
£7
1868年
トム・モリス・ジュニア
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (9)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
157
£6
1869年
トム・モリス・ジュニア (2)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (10)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
154
£6
1870年
トム・モリス・ジュニア (3)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (11)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
149
£6
1871年
中止
1872年
トム・モリス・ジュニア (4)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (12)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
166
£8
1873年
トム・キッド
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
179
£11
1874年
マンゴ・パーク
スコットランド
マッセルバーフリンクス
スコットランド,イースト・ロージアン州,マッセルバーフ
159
£8
1875年
ウィリー・パーク (4)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (13)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
166
£8
1876年
ロバート・マーティン
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (2)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
176
£10
1877年
ジェミー・アンダーソン
スコットランド
マッセルバーフリンクス (2)
スコットランド,イースト・ロージアン州,マッセルバーフ
160
£8
1878年
ジェミー・アンダーソン (2)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (14)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
157
£8
1879年
ジェミー・アンダーソン (3)
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (3)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
169
£10
1880年
ロバート・ファーガソン
スコットランド
マッセルバーフリンクス (3)
スコットランド,イースト・ロージアン州,マッセルバーフ
162
£8
1881年
ロバート・ファーガソン (2)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (15)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
170
£8
1882年
ロバート・ファーガソン (3)
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (4)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
171PO
£12
1883年
ウィリー・ファニー
スコットランド
マッセルバーフリンクス (4)
スコットランド,イースト・ロージアン州,マッセルバーフ
159
£8
1884年
ジャック・シンプソン
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (16)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
160
£8
1885年
ボブ・マーティン (2)
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (5)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
171
£10
1886年
デビッド・ブラウン
スコットランド
マッセルバーフリンクス (5)
スコットランド,イースト・ロージアン州,マッセルバーフ
157
£8
1887年
ウィリー・パーク・ジュニア
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (17)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
161
£8
1888年
ジャック・バーンズ
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (6)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
171
£8
1889年
ウィリー・パーク・ジュニア (2)
スコットランド
マッセルバーフリンクス (6)
スコットランド,イースト・ロージアン州,マッセルバーフ
155PO
£8
1890年
ジョン・ボール
イングランド
プレストウィックゴルフクラブ (18)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
164
Am – £13
1891年
ヒュー・カーカルディ
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (7)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
166
£10
1892年
ハロルド・H・ヒルトン
イングランド
ミュアフィールド
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
305
Am – £35
1893年
ウィリアム・オークタロニー
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (19)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
322
£30
1894年
ジョン・H・テイラー
イングランド
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
326
£30
1895年
ジョン・H・テイラー (2)
イングランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (8)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
322
£30
1896年
ハリー・バードン
ジャージー島
ミュアフィールド (2)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
316PO
£30
1897年
ハロルド・H・ヒルトン (2)
イングランド
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
314
Am – £30
1898年
ハリー・バードン (2)
ジャージー島
プレストウィックゴルフクラブ (20)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
307
£30
1899年
ハリー・バードン (3)
ジャージー島
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (2)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
310
£30
1900年
ジョン・H・テイラー (3)
イングランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (9)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
309
£50
1901年
ジェームズ・ブレイド
スコットランド
ミュアフィールド (3)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
309
£50
1902年
アレキサンダー・ハード
スコットランド
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (2)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
307
£50
1903年
ハリー・バードン (4)
ジャージー島
プレストウィックゴルフクラブ (21)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
300
£50
1904年
ジャック・ホワイト
スコットランド
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (3)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
296
£50
1905年
ジェームズ・ブレイド (2)
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (10)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
318
£50
1906年
ジェームズ・ブレイド (3)
スコットランド
ミュアフィールド (4)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
300
£50
1907年
アーノード・マッシー
フランス
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (3)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
312
£50
1908年
ジェームズ・ブレイド (4)
スコットランド
プレストウィックゴルフクラブ (22)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
291
£50
1909年
ジョン・H・テイラー (4)
イングランド
ロイヤルシンクポーツゴルフクラブ (ディール)
イングランド,ケント州,ディール
291
£50
1910年
ジェームズ・ブレイド (5)
スコットランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (11)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
299
£50
1911年
ハリー・バードン (5)
ジャージー島
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (4)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
303PO
£50
1912年
エドワード・レイ
ジャージー島
ミュアフィールド (5)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
295
£50
1913年
ジョン・H・テイラー (5)
イングランド
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (4)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
304
£50
1914年
ハリー・バードン (6)
ジャージー島
プレストウィックゴルフクラブ (23)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
306
£50
1915年 -1919年 第一次世界大戦 のためトーナメント中止
1920年
ジョージ・ダンカン
スコットランド
ロイヤルシンクポーツゴルフクラブ (ディール) (2)
イングランド,ケント州,ディール
303
£ 75
1921年
ジョック・ハッチソン
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (12)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
296PO
£75
1922年
ウォルター・ヘーゲン
アメリカ合衆国
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (5)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
300
£75
1923年
アーサー・G・ヘイバース
イングランド
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
295
£75
1924年
ウォルター・ヘーゲン (2)
アメリカ合衆国
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (5)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
301
£75
1925年
ジム・M・バーンズ
イングランド
プレストウィックゴルフクラブ (24)
スコットランド,サウスエアシャイア州,プレストウィック
300
£75
1926年
ボビー・ジョーンズ
アメリカ合衆国
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
291
Am – £75
1927年
ボビー・ジョーンズ (2)
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (13)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
285
Am – £75
1928年
ウォルター・ヘーゲン (3)
アメリカ合衆国
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (6)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
292
£75
1929年
ウォルター・ヘーゲン (4)
アメリカ合衆国
ミュアフィールド (6)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
292
£75
1930年
ボビー・ジョーンズ (3)
アメリカ合衆国
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (6)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
291
Am – £100
1931年
トミー・D・アーマー
アメリカ合衆国
カーヌスティゴルフリンクス・チャンピオンシップコース
スコットランド,アンガス州,カーヌスティ
296
£100
1932年
ジーン・サラゼン
アメリカ合衆国
プリンスィズゴルフクラブ (サンドウィッチ)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
283
£100
1933年
デニー・シュート
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (14)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
292PO
£100
1934年
ヘンリー・コットン
イングランド
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (7)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
283
£100
1935年
アルフ・ペリー
イングランド
ミュアフィールド (7)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
283
£100
1936年
アルフ・パジャム
イングランド
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (7)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
287
£100
1937年
ヘンリー・コットン (2)
イングランド
カーヌスティゴルフリンクス・チャンピオンシップコース (2)
スコットランド,アンガス州,カーヌスティ
290
£100
1938年
レッグ・ホイットコーム
イングランド
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (8)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
295
£100
1939年
リチャード・バートン
イングランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (15)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
290
£100
1940年 -1945年 第二次世界大戦 のためトーナメント中止
1946年
サム・スニード
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (16)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
290 (+2)
£150
1947年
フレッド・デイリー
北アイルランド
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (8)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
293 (+5)
£150
1948年
ヘンリー・コットン (3)
イングランド
ミュアフィールド (8)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
288 (E)
£150
1949年
ボビー・ロック
南アフリカ連邦
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (9)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
283 (−5)
£300
1950年
ボビー・ロック (2)
南アフリカ連邦
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (2)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
279 (−9)
£300
1951年
マックス・フォークナー
イングランド
ロイヤルポートラッシュゴルフクラブ
北アイルランド,アントリム県,ポートラッシュ
285 (−3)
£300
1952年
ボビー・ロック (3)
南アフリカ連邦
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (2)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
287 (−1)
£300
1953年
ベン・ホーガン
アメリカ合衆国
カーヌスティゴルフリンクス・チャンピオンシップコース (3)
スコットランド,アンガス州,カーヌスティ
282 (−6)
£500
1954年
ピーター・トムソン
オーストラリア
ロイヤルバークデールゴルフクラブ
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
283 (−5)
£750
1955年
ピーター・トムソン (2)
オーストラリア
セント・アンドルーズ・オールドコース (17)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
281 (−7)
£1 000
1956年
ピーター・トムソン (3)
オーストラリア
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (9)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
286 (−2)
£1 000
1957年
ボビー・ロック (4)
南アフリカ連邦
セント・アンドルーズ・オールドコース (18)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
279 (−9)
£1 000
1958年
ピーター・トムソン (4)
オーストラリア
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (3)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
274 (−10)PO
£ 1 000
1959年
ゲーリー・プレーヤー
南アフリカ連邦
ミュアフィールド (9)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
284 (E)
£1 000
1960年
ケル・ネーグル
オーストラリア
セント・アンドルーズ・オールドコース (19)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
278 (−10)
£1 250
1961年
アーノルド・パーマー
アメリカ合衆国
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (2)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
284 (−4)
£1 400
1962年
アーノルド・パーマー (2)
アメリカ合衆国
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (3)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
276 (−12)
£1 400
1963年
ボブ・チャールズ
ニュージーランド
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (4)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
277 (−7)PO
£ 1 500
1964年
トニー・レマ
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (20)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
279 (−9)
£ 1 500
1965年
ピーター・トムソン (5)
オーストラリア
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (3)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
285 (−3)
£ 1 750
1966年
ジャック・ニクラス
アメリカ合衆国
ミュアフィールド (10)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
282 (−2)
£ 2 100
1967年
ロベルト・デ・ビセンゾ
アルゼンチン
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (10)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
278 (−10)
£ 2 100
1968年
ゲーリー・プレーヤー (2)
南アフリカ共和国
カーヌスティゴルフリンクス・チャンピオンシップコース (4)
スコットランド,アンガス州,カーヌスティ
289 (+1)
£ 3 000
1969年
トニー・ジャクリン
イングランド
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (5)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
280 (−4)
£ 4 250
1970年
ジャック・ニクラス (2)
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (21)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
283 (−5)PO
£ 5 250
1971年
リー・トレビノ
アメリカ合衆国
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (4)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
278 (−10)
£ 5 500
1972年
リー・トレビノ (2)
アメリカ合衆国
ミュアフィールド (11)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
278 (−6)
£ 5 500
1973年
トム・ワイスコフ
アメリカ合衆国
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (4)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
276 (−12)
£ 5 500
1974年
ゲーリー・プレーヤー (3)
南アフリカ共和国
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (6)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
282 (−2)
£ 5 500
1975年
トム・ワトソン
アメリカ合衆国
カーヌスティゴルフリンクス・チャンピオンシップコース (5)
スコットランド,アンガス州,カーヌスティ
279 (−5)PO
£ 7 500
1976年
ジョニー・ミラー
アメリカ合衆国
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (5)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
279 (−9)
£ 7 500
1977年
トム・ワトソン (2)
アメリカ合衆国
ターンベリー・アイルサコース
スコットランド,サウスエアシャー州,ターンベリー
268 (−12)
£ 10 000
1978年
ジャック・ニクラス (3)
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (22)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
281 (−7)
£ 12 000
1979年
セベ・バレステロス
スペイン
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (7)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
283 (−1)
£15 000
1980年
トム・ワトソン (3)
アメリカ合衆国
ミュアフィールド (12)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
271 (−13)
£ 25 000
1981年
ビル・ロジャース
アメリカ合衆国
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (10)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
276 (−4)
£ 25 000
1982年
トム・ワトソン (4)
アメリカ合衆国
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (5)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
284 (−4)
£32 000
1983年
トム・ワトソン (5)
アメリカ合衆国
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (6)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
275 (−9)
£40 000
1984年
セベ・バレステロス (2)
スペイン
セント・アンドルーズ・オールドコース (23)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
276 (−12)
£55 000
1985年
サンディ・ライル
スコットランド
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (11)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
282 (+2)
£ 65 000
1986年
グレグ・ノーマン
オーストラリア
ターンベリー・アイルサコース (2)
スコットランド,サウスエアシャー州,ターンベリー
280 (E)
£70 000
1987年
ニック・ファルド
イングランド
ミュアフィールド (13)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
279 (−5)
£ 75 000
1988年
セベ・バレステロス (3)
スペイン
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (8)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
273 (−11)
£80 000
1989年
マーク・カルカベッキア
アメリカ合衆国
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (6)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
275 (−13)PO
£ 80 000
1990年
ニック・ファルド (2)
イングランド
セント・アンドルーズ・オールドコース (24)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
270 (−18)
£85 000
1991年
イアン・ベーカーフィンチ
オーストラリア
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (7)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
272 (−8)
£90 000
1992年
ニック・ファルド (3)
イングランド
ミュアフィールド (14)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
272 (−12)
£95 000
1993年
グレグ・ノーマン (2)
オーストラリア
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (12)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
267 (−13)
£ 100 000
1994年
ニック・プライス
ジンバブエ
ターンベリー・アイルサコース (3)
スコットランド,サウスエアシャー州,ターンベリー
268 (−12)
£ 110 000
1995年
ジョン・デーリー
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (25)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
282 (−6)PO
£ 125 000
1996年
トム・レーマン
アメリカ合衆国
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (9)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
271 (−13)
£ 200 000
1997年
ジャスティン・レナード
アメリカ合衆国
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (7)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
272 (−12)
£ 250 000
1998年
マーク・オメーラ
アメリカ合衆国
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (8)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
280 (E)PO
£ 300 000
1999年
ポール・ローリー
スコットランド
カーヌスティゴルフリンクス・チャンピオンシップコース (6)
スコットランド,アンガス州,カーヌスティ
290 (+6)PO
£ 350 000
2000年
タイガー・ウッズ
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (26)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
269 (−19)
£ 500 000
2001年
デビッド・デュバル
アメリカ合衆国
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (10)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
274 (−10)
£ 600 000
2002年
アーニー・エルス
南アフリカ共和国
ミュアフィールド (15)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
278 (−6)PO
£ 700 000
2003年
ベン・カーティス
アメリカ合衆国
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (13)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
283 (−1)
£700 000
2004年
トッド・ハミルトン
アメリカ合衆国
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (8)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
274 (−10)
£720 000
2005年
タイガー・ウッズ (2)
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (27)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
274 (−14)
£720 000
2006年
タイガー・ウッズ (3)
アメリカ合衆国
ロイヤルリバプールゴルフクラブ (ホイレイク) (11)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
270 (−18)
£720 000
2007年
パドレイグ・ハリントン
アイルランド
カーヌスティゴルフリンクス・チャンピオンシップコース (7)
スコットランド,アンガス州,カーヌスティ
277 (−7)PO
£ 750 000
2008年
パドレイグ・ハリントン (2)
アイルランド
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (9)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
283 (+3)
£ 750 000
2009年
スチュワート・シンク
アメリカ合衆国
ターンベリー・アイルサコース (4)
スコットランド,サウスエアシャー州,ターンベリー
278 (−2)PO
£ 750 000
2010年
ルイス・ウーストハウゼン
南アフリカ共和国
セント・アンドルーズ・オールドコース (28)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
272 (−16)
£ 850 000
2011年
ダレン・クラーク
北アイルランド
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (14)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
275 (-5)
£ 900 000
2012年
アーニー・エルス (2)
南アフリカ共和国
ロイヤルリザム&セントアンズゴルフクラブ (11)
イングランド,ランカシャー州,リザムセントアンズ
273 (-7)
£ 900 000
2013年
フィル・ミケルソン
アメリカ合衆国
ミュアフィールド (16)
スコットランド,イースト・ロージアン州,ガレーン
281 (-3)
£ 945 000
2014年
ローリー・マキロイ
北アイルランド
ロイヤルリバプールゴルフクラブ(ホイレイク) (12)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
271 (–17)
£ 975 000
2015年
ザック・ジョンソン
アメリカ合衆国
セント・アンドルーズ・オールドコース (29)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
273 (−15)PO
£1,150,000
2016年
ヘンリク・ステンソン
スウェーデン
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (9)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
264 (−20)
£1,175,000
2017年
ジョーダン・スピース
アメリカ合衆国
ロイヤルバークデールゴルフクラブ (10)
イングランド,マージーサイド州,サウスポート
268 (−12)
$1,845,000
2018年
フランチェスコ・モリナリ
イタリア
カーヌスティゴルフリンクス・チャンピオンシップコース (8)
スコットランド,アンガス州,カーヌスティ
276 (−8)
$1,890,000
2019年
シェーン・ローリー
アイルランド
ロイヤルポートラッシュゴルフクラブ
北アイルランド,アントリム県,ポートラッシュ
269 (−15)
$1,935,000
2020年
新型コロナウイルス 感染拡大のためトーナメント中止
2021年
コリン・モリカワ
アメリカ合衆国
ロイヤルセントジョージスゴルフクラブ (15)
イングランド,ケント州,サンドウィッチ
265 (−15)
$2,070,000
2022年
キャメロン・スミス
オーストラリア
セント・アンドルーズ・オールドコース (30)
スコットランド,ファイフ州,セント・アンドルーズ
268 (−20)
$2,500,000
2023年
ブライアン・ハーマン
アメリカ合衆国
ロイヤルリバプールゴルフクラブ(ホイレイク) (13)
イングランド,マージーサイド州,ホイレイク
271 (–13)
$3,000,000
2024年
ザンダー・シャウフェレ
アメリカ合衆国
ロイヤルトゥルーンゴルフクラブ・オールドコース (10)
スコットランド,サウスエアシャー州,トゥルーン
今後の開催予定地
シルバーメダル受賞者
本大会においては72ホールを完了し、かつアマチュアの最上位者(いわゆる「ローウェスト・アマチュア」「ベストアマチュア」と呼ばれる賞)にシルバーメダルが授与される。アマチュアが全員予選落ち、もしくは決勝ラウンド進出後72ホール完了していない者は該当者なしとなる。
日本代表選手選考会
2008年まで
参考 その他の日本代表有資格選手
当該年度5月末までの世界ランキング上位50位までの選手
前年度の日本オープンゴルフ選手権競技 優勝選手
前年度の日本ゴルフツアー機構賞金ランキング上位2位までの選手
他のメジャー大会に比べて、日本選手が出場する人数が多いのが特徴である。
2009年以降
賞金ランキング上位2名の選出が、上記の不景気による大会撤退 (「マンシングウェアオープン KSBカップ 」 (主催スポンサーの撤退および、後継スポンサーが見つからず)) とJGTOのスケジュールにより変更され、「東建ホームメイトカップ 」から8試合の合計金額に変更。
2019年以降 アジアパシフィックオープンゴルフダイヤモンドカップゴルフの優勝者
TV放送
全英オープンの国際映像はIMGの子会社ヨーロピアンツアープロダクションが制作し、世界中に配信している。2016年大会はSky SportsとNBCの共同で175台のカメラを駆使して放送した[ 3] [ 4] 。
日本
地上波
1976年よりTBS(現・TBSテレビ )により衛星生中継を行ってきていたが、1982年にテレビ朝日 に放映権 が移った[ 5] 。しかし、放映権料の高騰などにより、2023年大会で終了[ 6] 。以下の記載事項は、テレビ朝日に放映権が移ってからのものである。
主なレギュラー
解説者
実況・レポーター
過去の出演者
新井規矩雄 (放送席解説およびラウンド解説、1998年まで)
大町昭義 (ラウンド解説)
羽川豊 (主にラウンド解説。丸山と交代で降板)
戸張捷 (テレビ朝日ゴルフキャスター。ゴルフトーナメントディレクター、ゴルフ評論家。1982年 - 2022年)
青木功 (日本ゴルフツアー機構会長。1986年、1991年 - 1993年[ 注 2] 、1994年 - 2022年)
三好康之 (1990年代 前半ごろまで。部署移動により降板)
森下桂吉 (1990年代 中盤以後2021年の予選2日間を除き2022年まで)
進藤潤耶 (レポーターのみ。2021年は実況のみ。同年部署移動により降板)
体裁
放送は第1日が木曜23:15[ 注 3] - 翌4:00、第2日が金曜23:15 - 翌4:00、第3日が土曜23:15[ 注 4] - 翌4:00、最終日が日曜22:00[ 注 5] - 翌2:55 (但し、土・日の決勝ラウンドに関しては最終組の競技終了・優勝者が決まるまで延長して放送される。) としている。土曜にプロ野球オールスターゲーム第2戦の中継を行い、これが延長した場合には放送開始時刻が最大30分繰り下げられる。最終日の決勝ラウンド内では番組内で短時間の『ANNニュース 』を内包する。
以前は提供クレジット は番組冒頭・終了時など数回、アナウンサーによる協賛社読み上げがあったが、2003年 以後はアナウンサー読み上げがなくなり、番組冒頭に4日間の大会を通してコマーシャルを提供するメイン協賛企業を明朝体で表示。その後、提供切り替えのところでは、大会トロフィー (クラレット・ジャグ)を模したCG にそのメイン協賛企業のカラーフォントによるクレジットを絡ませたもの+それ以外の協賛社については通常の字幕フォント (「提供」の文字入り)を表示する。
スコア表示などについては、2001年まではBBCの国際映像を基準に使用していたが、2002年からは日本向けにアレンジしたもの、およびそれを模してテレビ朝日側で制作したものが使われている。また、現在はリアルタイム字幕放送 として、聴覚障碍者向けの放送もしている。
1998年 - 2002年までは土日の決勝ラウンドは2部構成となったが、2002年の第131回の最終日に丸山茂樹が一時首位に立ったパッティングの瞬間に一旦番組を終了し『ANNニュース』と『大相撲ダイジェスト 』を放送したが、中断の間に順位が落ちたため、視聴者から苦情・抗議の電話などが殺到した。この件に関しては週明けの『ニュースステーション 』で久米宏 と、この年のゲストだったビートたけし が他局の深夜番組で苦言を呈する程であった。
2003年から土日の決勝ラウンドの編成がこれまでの2部構成から現在の1部統一に変わった。1999年 - 2003年は『土曜ワイド劇場 』の90分の編集版の後22:30から放送された(1998年は通常放送で『土曜ワイド劇場』を1時間前倒し22:00から、2003年は世界水泳・シンクロチーム決勝、『土ワイ』の90分編集版の後に23:00から放送した)。
日曜に『選挙STATION 』が編成された時は23:00や翌0:30に開始した年もあった。番組のゲストとして出演した人物には、長嶋茂雄 、谷村新司 、武田鉄矢 、浜田雅功 、小錦 、小倉智昭 、ビートたけし(放送では北野武として出演、但し最終日のみ)がいる。2004年から2006年、2009年は松岡修造 (テニス プレーヤー兼スポーツ評論家。氏はテレビ朝日が放送する世界的なスポーツイベントのメインコメンテーターをよく担当する。なお、2009年は世界水泳ローマ大会 総合キャスターを担当により3日目までの出演で終了・移動した)がリポーター役として参加している。また、2008年はナレーターという形で木村拓哉 が出演した(この木村の出演は新聞欄に掲載されておらず、サプライズの出演となった)。
2003年までは最終日後日の月曜夜のネオバラエティ を休止し、「最終日ハイライト」を放送した。
2007年はAFCアジアカップ2007 準々決勝日本 対オーストラリア の試合 (7月21日) が延長戦となったため、翌0時過ぎから1時間遅れで生中継を開始した。また、最終日は本来『選挙STATION 』(古舘伊知郎時代・1部)の後に行う予定だったが、この年の選挙が1週繰り下がったため、23時からの放送となった。
2009年 は石川遼 の全ホールのプレーを放送しているが、初日 (7月16日) は放送開始時の段階で石川のプレーは終えており、この部分の箇所はディレード方式 (撮って出し )で放送した。
実況アナウンサーは局アナの森下桂吉 が担当していたが、1996年は『アトランタオリンピック』の柔道 の実況を、2001年は『世界水泳2001FUKUOKA 』のシンクロの実況をそれぞれ務めたために、1996年は不明、2001年は予選2日間を田原浩史 、決勝2日間を渡辺宜嗣 が担当した。2003年、2009年は森下が担当したが、当大会終了後に世界水泳の大会会場に出向く形になった(その年のシンクロの実況は角澤照治 が担当した) 。
2022までは解説の青木功と丸山茂樹、ゴルフキャスターの戸張捷、レポーターの松岡修造という中継体制が恒例となっていた(かつては大町昭義や羽川豊もラウンド解説を担当していた)。3日目、最終日になると、青木がラウンド解説に向かうことがあり、その際にはラウンド解説の丸山(過去には羽川)がスタジオに戻って解説を行っている。
テレビ朝日ネットワークが確立される前は、一部系列外にも放送が開放されていた(北日本放送 、石川テレビ 、福井放送 、等)。
2010年 は石川遼の全ホールを追うために初日を19:04 - 21:54と、途中『報道ステーション 』を挟み23:10 - 翌4:00の2部構成とし、テレビ朝日での放送開始以来初めて初日にゴールデンタイム での中継を行った。2011年 と2012年 の初日も同様である。なお、一部地域を除き、19:00 - 19:04の「直前情報」も別途放送。
2013年 の大会は、1日目の木曜日は23:10開始。最終日は参議院選挙 投票日と重なり「選挙ステーション 2013」が放送されたため、翌0:07[ 注 6] から放送。
2014年の大会は、1日目の木曜日は23:25-翌4:20。2日目の金曜日は23:10-翌4:00。3日目の土曜は23:15-翌3:45。最終日の日曜は直前情報が21:24-21:30。本放送が21:30-翌2:30。
2015年の大会は、1日目の木曜日は23:10-翌4:00。2日目の金曜日は23:10-翌4:00。本来であれば7月18日(土)4時で中継を終える予定だったが、雨天による中断などによる遅延があったため、松山英樹 のラウンドを完全フォローする目的から、予定の終了時間を延長し、同日5時まで中継を行った。なお、後述のゴルフネットワークは当初予定通り4時で終了している。また、天候による中断が長時間となり、日程を1日延長する措置がとられたため、最終日(第5日)の放送が7月21日(火)0:15[ 注 7] - 4:55[ 注 8] に急遽組まれた。
2016年の大会は、サイバーエージェント とテレビ朝日が共同運営するAbemaTV でも配信。1日目の木曜日は23:25-翌4:00。2日目の金曜日は23:10-翌4:00。3日目の土曜は23:12-翌3:45。最終日の日曜は21:56-翌2:40。
2017年の大会は、例年より1週遅れの7月第4土日をはさむ週で放送時間に若干の変更が発生した。1日目の木曜日は23:30-翌4:00[ 注 9] 、2日目の金曜日も23:15-翌4:00、3日目の土曜は23:05-翌4:00(全選手ホールアウトまで延長予定があったが、延長されず)、最終日の日曜は21:58-翌2:40(全選手ホールアウトかつ優勝者決定まで延長予定があったが、延長されず)での放送となる。これに伴い従来土・日曜の直前に放送されていたミニ速報枠は廃止されるが、土曜は「サタデーステーション 」、日曜は「サンデーステーション 」(後者は2018年4月1日から夕方に枠移動・拡大済み)の各スポーツコーナーにて衛星生中継を入れている。また、土・日曜の途中中断にあった「ANNニュース」がなくなるなど放送時間の変更も発生している。なお、ここ数年現地レポーターとして起用している松岡修造は同時期にハンガリー にて行われた「世界水泳 」のキャスターに専念したため出演しなかった。ただし、1日目・2日目については松山英樹の模様を時折「世界水泳」の中で生中継する場合もあった。
2018年の大会は、前年大会時にゴールデンタイムで放送していた『サタデーステーション』が枠拡大し、『サンデーステーション』が夕方に枠移動したことから、土曜の開始時刻を23:15に繰り下げ、日曜の途中中断にあった「ANNニュース」が復活するなど放送時間の変更も発生している。
2019年の大会は、初日の木曜日が23:20-翌4:00に放送されるのに対し、2日目の金曜日は当初23:15-翌4:00の予定が当日20:00-20:54予定の「ミュージックステーション 」の急遽30分拡大[ 注 10] [ 7] が決まったため後続の「ザワつく!金曜日 」、「報道ステーション」のそれぞれ急遽30分繰り下げのため23:45-翌4:00の予定に変更(当初より内容を30分縮小)。ところが、翌4:00の段階で全選手ホールアウトしていないため、予定の終了時間を延長し、翌4:40まで中継を行った。3日目の土曜日も当初23:15-翌4:00の予定だったが、「サタデーステーション」を急遽15分拡大したため[ 注 11] 、後続の「激レアさんを連れてきた。 」の15分繰り下げの関係で23:30-翌4:00に変更された[ 8] 。結局、最終組のホールアウトまで時間を延長していた。最終日は参議院選挙 および「世界水泳2019韓国・光州 」の競泳初日決勝種目の生中継も絡むため「選挙ステーション 2019第2部」終了後の23:00-翌2:55の生中継に分かれる。なお、実況が森下ではなく、進藤の場合[ 注 12] や松岡修造は同時期開催の世界水泳のキャスター優先で登場しなかった。一方、副音声に進藤大典 をゲストに迎え、山木翔遥 アナが出演した(なお、進藤大典は3日目と最終日に登場)[ 注 13] 。
2020年の大会は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため現地の開催中止を受けて放送枠も取りやめた[ 注 14] [ 注 15] 。2020年に予定していた会場は2021年にスライドし大会を開催すると現地メディアが報じている。
2021年の大会は1日目を2010年以来の2部構成で準備していたが、松山英樹 の出場辞退を受けてゴールデンタイムの放送は急遽取りやめた[ 注 16] 。さらに3日目と最終日は従来より10分短い中継体制になる[ 注 17] 。また、森下は前述の予選2日間は出演せず、進藤が実況に専念するなど従来とは異なる。放送席も現地に派遣されるのは今田竜二 プロのみでそれ以外の出演者は東京のテレビ朝日のスタジオから番組を進行。現地からの映像を多めに流した。
2022年の大会は1日目が23:21開始に変更された[ 注 18] 。2日目は予選ラウンドの最終組のホールアウトまで放送時間を延長したため翌16日4:25まで放送した。中継体制は前年同様に放送席も現地派遣は青木功と今田竜二、戸張捷のみでそれ以外は東京のテレビ朝日のスタジオより番組を進行。現地からの映像も前年同様に多めに流した。なお青木と戸張はこの大会を最後として、テレビ朝日系ゴルフ解説から勇退することが発表された[ 9] 。戸張は1982年のテレビ朝日系への放映権移行後から40年間、青木も1991年から31年間全英オープンの解説を担当してきた。
2023年の大会は3日目が世界水泳 放送のため翌3:55までの予定だったが、松山のホールアウトまで放送したため翌4:05まで放送を延長した(世界水泳を10分短縮)。
衛星放送
ゴルフネットワーク (スカパー! ・スカパー!e2 ・ケーブルテレビ 等で放送)では、大会期間の全ラウンドを日本時間夕方から翌日未明まで、競技開始から終了まで生中継する。2009年は初日から最終日まで合計38時間放送。生中継後も日本時間の早朝から夕方にかけて再放送されているため、同大会が行われる4日間はほぼジ・オープン一色の編成となる。なお、国際映像をそのまま使用するためテレビ朝日版とは異なるカメラアングルとなる場面もある。また、ゴルフネットワークプラスなどでのライブ配信は放映権の関係上配信されない。
2015年度の放送は、ゴルフネットワークと同じジュピターテレコム 系のCS放送であるJ SPORTS に製作を委託している。
動画配信
日本以外
脚注
注釈
^ 最近では、2002年の第131回大会が記憶に新しく、4日間通算6アンダー、278ストロークで並んだ4人のプレーオフとなり、4ホールストロークプレー終了時点で南アフリカのアーニー・エルスとフランスのトーマス・レヴェがタイスコアとなり、サドンデスに突入。1ホール目の18番ホール(当時446ヤード、パー4)でエルスがパーだったのに対し、レヴェがボギーを叩いて決着、エルスがジ・オープン初優勝を飾った。
^ プレーヤーズゲストとして出演。
^ 『木曜ドラマ 』初回が15分拡大の場合は、23:30となる場合あり。
^ テレビ朝日など一部地域では23:12から直前情報を別途放送。
^ テレビ朝日など一部地域では21:56から直前情報を別途放送。
^ 翌0:05 - 0:07は「直前情報」。
^ 朝日放送に限り、編成の都合上1:30飛び乗り。
^ 当初は2:00までの予定だったが、大幅延長となった。
^ 木曜ドラマ『黒革の手帖 』の初回拡大に伴う時間変更と前年まで23:10-23:15に設けられていた「世界の車窓から」が月・火曜の23:10-23:15へ再縮小され、水・木・金曜の23:10-23:15は新たなミニ番組枠として独立したため。
^ 番組内で同月9日に死去したジャニー喜多川 の追悼コーナーを設けたため
^ 同番組内で20日15時より行われた宮迫博之 とロンドンブーツ1号2号 ・田村亮 の謝罪会見の模様を放送したため。
^ 森下が世界水泳の競泳実況担当を兼務している関係もある。
^ しかし、朝日放送テレビ は本来テレビ朝日制作の「選挙ステーション2019・第2部」のパートで差し替え、当番組を放送していたが、22:30頃になり、最終組の競技開始時刻になってから、ローカルの開票速報を優先し、23:00からの全国放送時間帯でも一部の選挙区の候補者の開票速報の状況を優先したため、視聴者からの問い合わせで苦情や抗議が殺到した。翌0:40頃のCMタイムから同時ネットしていたため、番組の終盤で「一部の地域でゴルフ中継が放送できなかったことをお詫びします。」と字幕テロップが表示された。
^ 放送を予定していた中継枠の代替番組は通常の番組が復活することになったが午前2時前後以降(1日目・2日目)や決勝ラウンドの23時以降の編成は未発表の枠もあった。
^ なお、最終日の1部と2部(想定していた枠は1部が20:02頃-22:30、2部が22:30-翌1:10頃)の放送枠は「ポツンと一軒家」(朝日放送テレビ制作)や「日曜プライム・おかしな刑事シリーズ」などで埋めた。また、2部と3部(翌1:15頃-優勝者決定の瞬間まで延長)内の中断挿入予定だったANNニュースもなくなり翌0:35-0:50の「ANNニュース&スポーツ」も復活した。
^ 放送を予定していた枠(18:45(一部の系列局は19:00)-20:54)は通常の番組(『ハナタカ!優越館 』と木曜ミステリー 『IP〜サイバー捜査班 』)に戻された。
^ 『松岡修造のThis is 東京オリンピック』を3日目の23:00-23:10、最終日の21:55-22:05に放送したため。
^ 21:00-21:54の木曜ドラマ『六本木クラス 』第2話の6分拡大とそれに伴う『報道ステーション』の6分繰り下げなどによる影響。
出典
関連項目
外部リンク