勇払駅(ゆうふつえき)は、北海道(胆振総合振興局)苫小牧市字勇払にある北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線の駅である。電報略号はユフ。事務管理コードは▲132201[2]。
歴史
かつては製紙工場の側線が引いてあり、かなり大きな駅だった。また、1986年(昭和61年)10月まで運行されていた急行「えりも」の停車駅でもあった。
年表
駅名の由来
所在地名より。由来は諸説ある[9]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南西側(鵡川方面に向かって右手側、旧2番線)に存在する[5]。
かつては島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。駅舎側が上りの1番線、反対側が下りの2番線となっていた[10]。交換設備運用廃止後、使われなくなった駅舎側の線路は撤去された。そのほか1983年(昭和58年)4月時点では1番線の駅舎側に側線(副本線)を1線と、そこから分岐した貨物側線などの行き止まりの側線を2線有し[10]、また日本製紙勇払工場の引込み線も存在した[5]。
苫小牧駅管理の無人駅となっている。駅舎は構内の南側に位置しホームとはかなり離れており、ホーム南側とを結ぶ長い通路で連絡している[5]。これは以前駅舎とホームの間に側線や専用線が敷設されていた名残である[10]。有人駅時代の駅舎を有する。交換設備運用当時は駅舎とホームの間は跨線橋で結ばれていた[10]。駅舎はコンクリートブロック造り二階建ての大きな建物[11]であるが、1階の旧事務部分室や2階部分などは開口部に板材が打ち付けられ完全閉鎖されている[11]。
1962年移転前の旧駅は、駅舎は海側に位置し、千鳥状にずれた相対式ホーム2面2線と駅裏に留置線、駅舎横の苫小牧側に貨物ホームと引込み線を有していた。またホーム間に跨線橋は無く構内踏切で連絡していた[注釈 3][12]。
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ホーム(2017年8月)
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ホームに停車中の列車(2017年8月)
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駅名標(2017年8月)
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺
工業地帯の合間を縫って海岸に出て来た所に位置した[10]。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 日高本線
- 苫小牧駅 (H18) - (貨)苫小牧貨物駅 - 勇払駅 - 浜厚真駅
脚注
注釈
- ^ なお、国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1936年(昭和11年)陸軍撮影航空写真 913G83-C2-80 では、既に専用線が敷かれている様子が見て取れるが、事実関係は不明。
- ^ 1990年(平成2年)7月1日時点では簡易委託駅(小冊子『HANDBOOK 1990』「駅は旅の出発点」(発行:北海道旅客鉄道、1990年発行)より)、1993年(平成5年)3月時点では完全無人化されている(書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)100ページより。)。
- ^ 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1961年撮影航空写真 MHO612-C10-7111。
出典
JR北海道
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
勇払駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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鵡川 - 様似 (2021年廃止) | |
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新線 (未成線) | |
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*打消線は廃線前の廃駅 |