北新宿(きたしんじゅく)は、東京都新宿区の町名[5]。現行行政地名は北新宿一丁目から北新宿四丁目。住居表示実施済みの地域。
地理
北新宿は青梅街道、税務署通り、小滝橋通り、神田川に囲まれており、面積0.90平方キロメートルを占める。新宿区西部に位置する。北西から北にかけて中野区東中野、北東で高田馬場、東で百人町、南で西新宿、南西の道路上の一点で中野区本町、西で中野区中央と隣接する。
かつての柏木二~四丁目の全部と五丁目の一部にあたる。古くからの住宅地や中小の商店街が数多く密集しているが、西新宿八丁目・北新宿一・二丁目における税務署通り(東京都道・埼玉県道4号東京所沢線)の整備と併せて、北新宿地区再開発事業が進行中で、2011年5月に高層ビルである新宿フロントタワーが完成した。また隣接する西新宿八丁目地区でも190メートルの高層オフィスビルが建設された(2011年に完成)。
河川・橋梁
- 神田川
- 淀橋(青梅街道) - 徳川3代将軍家光による改名と伝わる。 それ以前は「姿見ずの橋」、「いとま乞いの橋」と呼ばれ、当地の長者がこの橋を渡って財産を隠しに行った帰り、隠し場所が知れるのを恐れて、手伝った下男を殺害し神田川に捨てたことに由来しているという。鷹狩で訪れた家光がこの故事を、「不吉である」として改名を命じたとされる。(その他に諸説あり。「淀橋」の項参照。)
- 末広橋(大久保通り)
- 小滝橋(小滝橋通り) - かぐや姫のヒット曲「神田川」は、作詞家喜多条忠が、車でこの橋を通りかかった際、自らの学生時代を想起して作ったという。
地価
住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、北新宿1-27-5の地点で75万8000円/m2、北新宿4-22-16の地点で82万2000円/m2となっている[6]。
歴史
沿革
世帯数と人口
2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 |
世帯数 |
人口
|
北新宿一丁目
|
5,371世帯
|
7,242人
|
北新宿二丁目
|
3,327世帯
|
5,350人
|
北新宿三丁目
|
4,774世帯
|
6,941人
|
北新宿四丁目
|
4,461世帯
|
6,372人
|
計
|
17,933世帯
|
25,905人
|
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2018年8月時点)[13]。
事業所
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]。
丁目 |
事業所数 |
従業員数
|
北新宿一丁目
|
245事業所
|
2,907人
|
北新宿二丁目
|
129事業所
|
6,174人
|
北新宿三丁目
|
142事業所
|
969人
|
北新宿四丁目
|
252事業所
|
3,059人
|
計
|
768事業所
|
13,109人
|
事業者数の変遷
経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷
経済センサスによる従業員数の推移。
施設
- 公共施設
- 宗教施設
ゆかりの人物
北新宿を舞台とした作品
映画「容疑者 室井慎次」は、新宿北警察署(架空)管内が舞台となっているが、現実の北新宿地区をイメージした設定ではなく、北新宿で撮影された様子はない(実際に北新宿を管轄する警察署は、新宿警察署)。
その他
日本郵便
脚注
外部リンク