北緯17度線(ほくい17どせん)は、地球の赤道面より北に地理緯度にして17度の角度を成す緯線。アフリカ、アジア、インド洋、太平洋、中央アメリカ、カリブ海、大西洋を通過する。
この緯線は、かつてベトナムにおいて軍事境界線であった。
この緯度の下では、夏至点時の可照時間は13時間9分で、冬至点時は11時間7分である。[1]
通過する地域一覧
北緯17度線は、本初子午線から東に向かって以下の場所を通っている。
ベトナム
17度線 (ベトナム語: vĩ tuyến 17)は、1954年のジュネーヴ協定によって設定された北ベトナムと南ベトナムの暫定的な軍事境界線であった。「17度線」という俗称であったが、北緯17度線ちょうどではなくベンハイ川に沿って設定された。北緯17度線上にあるのは河口付近のみで、境界線のほとんどは17度線より南にあった。
1976年に南ベトナムが北ベトナムに降伏し、ベトナムが再統一されたため、軍事境界線は消滅した。
脚注
関連項目