南気仙沼駅(みなみけせんぬまえき)は、宮城県気仙沼市仲町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)気仙沼線BRTのバス停留所である。元々は同社の気仙沼線の鉄道駅であった。
歴史
駅構造
専用道の延伸時に、旧駅舎の所在していた場所に設置された。
柳津方面・気仙沼方面の乗降場が相対して設置され、上下の便が交換可能になっている。柳津方面行き乗降場に駅舎が設けられ、待合室・バスロケーションシステムのモニター・男女トイレ・多目的トイレが設置されている。赤岩港方に専用道から駅前広場への出入口があり、気仙沼市立病院経由便の出入りに使われる。
円筒形の大型駅舎は、かつて志津川駅や大船渡線BRTの陸前高田駅で同型の駅舎が使用されていたが、いずれも駅の移設に伴って使用されなくなっている。
BRTの運行開始時は(旧)気仙沼市立病院近くの県道上(現・ミヤコーバス「田谷本郷」停留所と同位置)に設置されていた。
鉄道運用時
被災時点では単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[4]が、以前は1面2線であった。
みどりの窓口[4]・自動券売機・JR気仙沼旅行センター[4]設置。駅業務はJR気仙沼旅行センター所属の社員が兼務する形にて行われていた。気仙沼駅管理。
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は79人である[BRT 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、気仙沼線は東日本大震災後にBRTによる復旧をしたため、2011年度(平成23年度)以前の統計は鉄道運行時のものとなる。
駅周辺
震災後、区画整理ののち町の再建が進められている。駅周辺に複数の災害公営住宅が整備されたほか、中央公民館や運動施設、公園など公共施設の整備が進められ、商業施設も徐々に増加している。
気仙沼市魚市場や観光施設「海の市」へは、当駅から北東へ徒歩10分ほどである。
その他
2021年(令和3年)5月 - 10月に放送されたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」では、専用道へ移転後の当駅で撮影されたシーンが登場した(第21回、2021年6月14日放送)。
隣の停留所
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■気仙沼線BRT
- 専用道経由
- 赤岩港駅 - 南気仙沼駅 - 不動の沢駅
- 一般道経由
- 気仙沼市立病院駅 - 南気仙沼駅 - 不動の沢駅
かつて存在した鉄道路線
事業者名は廃止時点のものである。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■気仙沼線
- 松岩駅 - 南気仙沼駅 - 不動の沢駅
- 日本国有鉄道
- 気仙沼線(貨物支線)
- 南気仙沼駅 - 気仙沼港駅
脚注
記事本文
出典
報道発表資料
新聞記事
利用状況
鉄道
BRT
関連項目
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外部リンク