『危険な関係』(きけんなかんけい、Les Liaisons Dangereuses)は、1959年製作のフランス映画。ラクロの『危険な関係』の映画化作品。舞台は原作の18世紀フランスの貴族社会から、現代の上流社会となっている。
1995年のリバイバル公開では『危険な関係1960』となっている。
あらすじ
パリの上流社会でもっとも洗練された2人ともてはやされる外交官のヴァルモン夫妻。2人は互いのことをだれよりも愛していたが、妻のジュリエットは複数の男と関係を持ち、夫ヴァルモンもまた多くの女性と付き合いながら、それぞれ互いの情事について報告しあっていた。ジュリエットは恋人のひとりであるジェリーが若い娘セシルと婚約したことを知り、その復讐にと、ヴァルモンにセシルの純潔を奪わせた後、ジェリーのものにさせることを企む。
スタッフ
キャスト
脚注
- ^ 本編のクレジットタイトルに基づく。ただし、1962年にリリースされたデューク・ジョーダンのリーダーアルバム、Les Liaisons Dangereusesのライナーノーツではジャック・マーレイ作曲とされるスコアは実際にはデューク・ジョーダンの作曲であることが明かされている。
文献
- ロジェ・ヴァティム脚色 『危険な関係 現代版』品田一良訳、新潮社 1961年
関連作品
外部リンク