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俳人の「原裕」とは別人です。 |
原 ゆたか(はら ゆたか、1953年〈昭和28年〉[1]4月28日[4] - )は、日本の児童文学作家、イラストレーター。熊本県出身[1][4]。妻は絵本作家の原京子[1]。
略歴
小学校時代は東京都北区赤羽台に住んだ。高校時代には兵庫県姫路市に住んでおり、よく姫路城の写真を撮っていた[5](兵庫県立鳴尾高等学校を卒業[4])。現在は東京都港区に在住している[4]。
1973年、20歳でイラストレーターとしてデビュー。児童書の挿絵を手がけていたが、「絵を使ってページをめくる楽しさをもっと演出できるのでは」と思い、「レイアウトもすべてやらせて欲しい」と出版社に申し出たところ、「じゃあ描いてごらん」と言われたことからすべて自ら描くことになった[6]。1984年11月に『ほうれんそうマン』シリーズ(作はみづしま志穂)の1作目が発売され、1987年11月に同作のスピンオフ作品にあたる『かいけつゾロリ』シリーズ(ポプラ社・刊)の1作目が発売された。『かいけつゾロリ』シリーズは書籍累計は3500万部を超え、アニメ化もされた[7]。
意識していることは「僕はいつまでも“プロの小学生”でいたい」こと[8]。
2021年のNHK全国学校音楽コンクールの小学校の部の課題曲『好奇心のとびら』[注釈 1]の作詞を担当[10]。
賞歴
- 1974年(昭和59年):KFSコンテスト・講談社児童図書部門賞受賞[1]
- 2022年(令和4年)
- 『かいけつゾロリ』シリーズがギネス世界記録「同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数」に認定[2][3]
- 箕面子どもの本アカデミー賞
作品
テレビアニメ
- かいけつゾロリ(本人役として出演)
- にんじゃざむらい ガムチョコバナナ
脚注
注釈
- ^ なお、この曲は元来2020年のコンクールの課題曲だったが、同年は新型コロナウイルスの影響により開催中止となったことに伴い、翌年に持ち越された[9]。
出典
関連項目
外部リンク