呼蘭区(こらん-く、満洲語:ᡥᡡᠯᠠᠨ、転写:hūlan)は中華人民共和国黒竜江省ハルビン市に位置する市轄区。
中国地名の変遷
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建置
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1734年
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使用状況
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呼蘭区 |
清 | 呼蘭城 呼蘭庁(1862年) 呼蘭府(1905年) |
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中華民国 | 呼蘭県 |
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満洲国 | 呼蘭県 |
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国共内戦期間 | 呼蘭県 |
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現代 | 呼蘭県 呼蘭区(2004年) |
地理
ハルビン市街の北約25kmのフラン河(呼蘭河)畔に位置し、地勢は平坦で、良好な耕地を擁する。冬季は非常に寒冷で夏季は冷涼である。南東部から南部にかけてアムール川(黒竜江)へと続く松花江が流れ、賓県と道外区との行政区境となっている。
歴史
呼蘭は黒竜江省で早くから開発された五城の一つであり、1734年(雍正12年)には清朝により設置されたフラン城を前身とする。1862年(同治元年)に呼蘭庁、1905年(光緒31年)に呼蘭府に昇格している。
中華民国が成立すると呼蘭県と改称され松江省の管轄とされたが、1954年以降は黒竜江省の管轄に、1958年にハルビン市に編入、2004年に市轄区の呼蘭区と改編され現在に至る。
行政区画
下部に17街道、7鎮、3郷を管轄:
- 街道弁事処:呼蘭街道、蘭河街道、腰卜街道、利民街道、康金街道、双井街道、建設路街道、学院路街道、長嶺街道、沈家街道、南京路街道、裕民街道、裕田街道、裕強街道、蕭郷街道、公園路街道、三電街道
- 鎮:二八鎮、石人鎮、白奎鎮、方台鎮、蓮花鎮、大用鎮、利業鎮
- 郷:楊林郷、許卜郷、孟家郷
経済
農業が主で、今なお人口の三分の一以上が農業人口である。ハルビンの区になった後は工業と医薬業の発展が試みられており、ハルビン市の主要な発電所の一つもある。
交通
鉄道
道路
- 省道
- 101省道
人物
健康・医療・衛生
- 哈爾浜市呼蘭区第一人民医院
- 呼蘭区第一医院分院永興医院
- 呼蘭区中医医院
- 呼蘭区婦幼保健院
名所・旧跡・観光スポット
関連項目
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外部リンク