大下島(おおげしま)は、瀬戸内海のほぼ中央、芸予諸島に位置する有人島。愛媛県今治市に属する。
地理・自然
周囲7.2キロ。最高点はイシ山(203m)。西に小大下島、東に柏島をはさんで大三島がある。全島が花崗岩に覆われ、平地は極めて乏しい。
社会
2012年(平成24年4月)の人口104人[1]、64世帯。島民の大半は高齢者。集落は島の西岸の大下に集積している。大半はミカン畑に覆われたミカンの島。
教育
小学校・中学校とも島内にはなく、通学はスクールボート使用。
- 関前村立大下小学校
- 1880年 岡村学校大下分校として設置
- 1887年 大下簡易学校として独立
- 1997年度(平成9年度)休校。休校前年の児童数2名。
- 2002年(平成14年)閉校。
- 愛媛新聞2009年(平成21年)3月28日付け「ここに学校があった」にて紹介された。
電力
大下島を含めた旧関前村地域は愛媛県であるが、四国電力ではなく中国電力から電力供給を受けている。
行政
岡村島・小大下島とともに越智郡関前村を形成していたが、今治市及び越智郡の10か町村とともに新・今治市となった。支所等はない。
交通
島の西岸にある地方港湾・大下港へ今治市営フェリー第二せきぜん/旅客船第三徳海が運航している。同港から海上タクシーを利用することも出来る。
- 今治港 - 大下島 - 小大下島 - 岡村港
名所・祭り・名産
- 名所
- 大下島灯台 1894年(明治27年)設置、来島海峡の西入り口近くに当たることから設置されたもの
- みんなの広場 - 森繁久弥の詩碑がある
- 海賊の洞穴
- 祭り
- 弓祈祷 1月11日に早津佐神社境内で執り行われる
- 秋祭 同神社の祭礼
脚注
関連項目