女川駅(おながわえき)は、宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)石巻線の駅。同線の終着駅となっている。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅である。小牛田統括センター(石巻駅)が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅である(早朝・夜間のほか、一部の日中時間帯は駅員不在)。窓口と自動券売機が設置されている。ホームの有効長は4両分である。
駅舎は震災前より約150メートル内陸に移動し、地盤が約7メートルかさ上げされた場所に女川町が復興のシンボルとして、総工費8億5,086万1,800円をかけて[1]建設された[10][11]。
鉄骨3階建て(屋根は木造)の建物[1]に駅舎と町営の温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」が合築されており(1階:駅施設と温浴施設、2階:浴場と休憩施設、3階:展望フロア)、建築家の坂茂が設計を担当した[11][12]。羽を広げたウミネコをイメージしたのが特徴的で、白く大きな屋根は[12]、正面性が強いシンメトリーな形態とし、背後の山並みを意識した浅い切妻造を採用している[10]。
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改札口(2023年7月)
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自動券売機(2023年7月)
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ホーム(2015年4月)
東日本大震災被災前
頭端式ホーム1面2線を有する地上駅(主に1番線使用)。駅舎とホームの間には18段の階段があったが、1960年(昭和35年)5月24日のチリ地震津波到来の際に水が達した段には、青いラインが引かれていた。階段横には、車椅子対応型のエレベーターが2011年(平成23年)3月17日の使用開始に向けて設置中だった[報道 3]。2番線側には機回し線が敷設されており、2009年(平成21年)10月10日 - 12日の間に小牛田駅 - 当駅間で運行された「SLホエール号」のC11形蒸気機関車が機関車を付け替えるために使用された。
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被災前の旧駅舎(2007年9月)
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機回し線とホーム(2010年6月)
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ホーム中ほどより駅舎側を望む(2004年9月)
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は194人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺
女川湾の湾奥、女川漁港のある女川町の中心部に位置する。震災後に移設された女川駅から女川湾方面へ向かう通路沿いに商店街「シーパルピア女川」が整備された[新聞 3]。
その他
- 震災前は駅に隣接していた女川温泉ゆぽっぽには、JRより譲り受けた廃車車両(キハ40 519、「望郷山」と命名)があり、首都圏色に塗り直して内装をお座敷に改装し、休憩室として温泉利用者に開放されていた。車両はホームからも見ることができた。浴室内にはほっとゆだ駅と同様に列車の発車時刻を知らせる信号機があった。
- 全国有数の港町である女川の玄関口であるとして、2002年(平成14年)に東北の駅百選へと選定された。
- 東日本大震災被災前は、当駅 - 女川港間貨物支線跡は遊歩道になり同駅から東へ延びていた。また、終点にあった魚市場は、直接貨車へ魚介類の積み込みができるように段差になっており、当時の面影が見られていた。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■石巻線・■■仙石東北ライン
- ■快速(赤快速)・■普通
- 浦宿駅 - 女川駅
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 石巻線(貨物支線)
- 女川駅 - (貨)女川港駅
脚注
記事本文
出典
報道発表資料
新聞記事
利用状況
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
女川駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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貨物支線(廃線) | |
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(仙台 - 松島 - 高城町間 : 東北本線、高城町 - 石巻間 : 仙石線、石巻 - 女川間 : 石巻線) |
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最優秀賞 | |
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優秀賞 | |
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奨励賞 |
- 由布院・湯の坪街道・潤いのある町並みの再生
- 板櫃川 水辺の楽校
- 景観に配慮したアルミニウム合金製橋梁用ビーム型防護柵アスレール
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特別賞 | |
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優秀賞 | |
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奨励賞 |
- 大分 昭和通り・交差点四隅広場
- 百間川分流部改築事業
- 高山駅前広場及び自由通路
- 奈義町多世代交流広場 ナギテラス
- 浅野川四橋の景観照明
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