宇久井駅(うくいえき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字宇久井(うぐい)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。
歴史
1934年まで駅名は「うぐい」と読んだ。所在地の地名「宇久井」は今も「うぐい」と読む。
年表
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。紀伊田辺方面行きホーム(1番のりば)側に駅舎があり、ホーム間の連絡は新宮寄りの跨線橋による。1番のりばの海側には当駅の那智方から分岐し駅舎手前の車止めで終端となる側線が1本敷設され、その上には小さな車庫も設けられている。
木造駅舎が残る。出入り口の上に設けられた明り取りの窓が特徴的である。新宮駅管理の無人駅であるが、駅舎の内部にはシャッターの閉じた出札窓口や小荷物台の跡などが残る。かつて改札のあった場所に簡易な自動券売機が設置されていたが、老朽化のため、2013年12月10日をもって撤去された。2021年3月13日よりICOCAが利用可能になる(車載型IC改札機による対応)。トイレがある。
のりば
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通り[5]。
年度
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1日平均 乗車人員
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1998年
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156
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1999年
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161
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2000年
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133
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2001年
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134
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2002年
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113
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2003年
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98
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2004年
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82
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2005年
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82
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2006年
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79
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2007年
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79
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2008年
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78
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2009年
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68
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2010年
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58
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2011年
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59
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2012年
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68
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2013年
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68
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2014年
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56
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2015年
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63
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2016年
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61
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2017年
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62
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2018年
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67
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2019年
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64
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2020年
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61
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2021年
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62
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2022年
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58
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駅周辺
当駅は陸繋島である宇久井半島[6]の付け根に位置している。半島の岬部分は吉野熊野国立公園に指定され[7]、休暇村南紀勝浦や宇久井ビジターセンターが設置されている。半島の南側には宇久井港が、北側には宇久井漁港がある。岬の北端にはかつて那智勝浦フェリーターミナルがあり、東京や川崎を起点とするフェリーが寄港していたが、2005年のマリンエキスプレス京浜航路廃止を最後に発着がなくなった。
- 宇久井海水浴場
- 休暇村南紀勝浦
- 宇久井ビジターセンター
バス路線
- 宇久井駅前バス停(熊野御坊南海バス)
- 宇久井駅前バス停(那智勝浦町営バス)
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- きのくに線(紀勢本線)
- 紀伊佐野駅 - 宇久井駅 - 那智駅
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
宇久井駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
紀勢本線(新宮 - 和歌山 - 和歌山市)(きのくに線 : 新宮 - 和歌山 ) |
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貨物支線(1968年廃止) | |
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