宇都志日金拆命(うつしひかなさくのみこと)は、日本神話に登場する神。
概要
『古事記』では宇都志日金拆命と表記し、その他の史料では穂高見命(ほだかみのみこと)の名で伝わる。
『古事記』に登場する海の国津神で、伊邪那岐命が黄泉国から帰ってきた後、日向の瀬で禊を行った際に生まれた綿津見神たちの子で、安曇氏の祖神と伝わる。
佐久郡の地名由来として、宇都志日金拆命が開拓したので「拆(サク)」となったという説がある[1]。
また、穂高岳に降臨し、信濃国の安曇氏の祖となったともされる[要出典]。
系譜
火遠理命の后である豊玉毘売命、神武天皇の母である玉依毘売命が兄弟姉妹とされる。
また、安曇氏や海犬養氏などの祖神であるという[2]。
後裔
祀る神社
脚注
- ^ 『佐久新聞』佐久史考小林基茂昭和59年1月30日
- ^ 佐藤雄一「古代信濃の氏族と信仰」(2021年、吉川弘文館)
関連項目