山崎 元一(やまざき げんいち、1935年(昭和10年)7月15日 - 2015年(平成27年)1月23日)は、日本の歴史学者、國學院大學名誉教授。専攻は古代インド史。
研究内容・業績
古代インド研究のほか、近現代のカースト制度やアンベードカルに関する研究も行った。
経歴
1935年、長野県諏訪郡上諏訪町(現・諏訪市)生まれ。長野県諏訪清陵高等学校を経て、1959年東京大学文学部を卒業。東洋文庫付属ユネスコ東アジア文化センター研究員をへて、國學院大學助教授、教授となる。2006年に定年退職し、名誉教授となる。東洋文庫専任研究員。
1991年「古代インド社会の研究 -社会の構造と庶民・下層民」を提出して東京大学で文学博士号を取得。
著書
- 『インド社会と新仏教―アンベードカルの人と思想』(刀水書房、1979年、新版1996年)
- 『アショーカ王伝説の研究』(春秋社、1979年)
- 『アショーカ王とその時代 インド古代史の展開とアショーカ王』(春秋社、1982年)
- 『古代インド社会の研究―社会の構造と庶民・下層民』(刀水書房、1987年)
- 『古代インドの王権と宗教―王とバラモン』(刀水書房、1994年)
- 『世界の歴史3 古代インドの文明と社会』(中央公論社、1997年、中公文庫、2009年)
共編著
訳書
脚注